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塩崎 真士

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第34回 感謝力の高め方 その⑧

2023/09/08

前回は、
男性社員と女性社員で、褒め方を使い分ける必要がある。

男性社員の褒め方:よい結果を褒める
女性社員の褒め方:よい結果でなくても行動した事実を褒める

女性社員に対しては、例え、よい結果が出ていなかったとしても、
その結果を出すために一生懸命に行動しているはずなので
その事実を褒めることが大事。

というお話しをしました。
今回は、さらに大事なことをお話しいたします。


男性社員・女性社員に限らず、人間関係・信頼関係がある上司から
褒められたり、認められたりすればとても嬉しいです。
しかし、そうでない上司だとそれほど嬉しくないかもしれませんし、
逆に反発を招いてしまうこともあります。

特に女性は、遠くの上司より身近な人。
例え、上司でなくても、隣の席の男性から褒められた方が嬉しいものです。
このように、褒める、認めるという行為は、関係性があってこそ成り立ちます。

さらに言うと、褒めるより、認めることの方が難しいです。
なぜなら、褒めることは、結果だけ見てもできますが、
認めることは、プロセスを見ているからこそできることで、
プロセスを見ていなければ、認めることはできません。

前回のアポ取りの例で、女性社員が大型契約を取ったとします。
すると、多くの方々から祝福されるでしょう。
もしかしたら、普段あまり話をしない方からも祝福されるかもしれません。

もちろんそれも嬉しいのですが、
「◯◯さん、疲れていたはずなのに、毎日遅くまで準備していたものね!」
「何度も断られて悔しい思いをしても、いつも前向きに取り組んでいたよね。
あの姿は本当にすごかったよ!」

などと、一生懸命に取り組んでいた姿や、努力が報われたことを
認めてもらえた方が嬉しいはずです。
これは、側でずっと見ていたからこそわかることです。

そこに、女性社員は安心感と信頼感を抱いて、人間関係・信頼関係が
深まっていくのです。

成果を認めるときのポイントは、結果を見たときに、
「どんな気持ちでしていたのだろう?」
とイメージしてみることです。
これをイメージできれば、例え結果がよくなかったとしても、
成果を認めることができるはずです。
ぜひ、成果(プロセス)を認めてあげてください。

今回はここまでです。