連日の真夏日。
普通に歩いているだけでも汗が吹き出て体力を奪われます。
この環境で甲子園に向かって戦う高校球児。
すごいの一言です。
熱中症のリスクもある中、怪我もなく、万全な状態で最後まで戦い抜いて欲しいです。
と、今週も高校野球の話題ですがお付き合いください。
熊本県の東海大熊本星翔高校の百崎蒼生選手。
中学時代から注目されていた選手で、現在もプロ注目のスラッガーです。
高校通算本塁打は38本。
ですが、百崎選手にとって最初で最後の夏の大会。
実は百崎選手は一度、神奈川の強豪校、東海大相模高校に入学しています。
甲子園でも優勝経験のある名門高校で、1年生の秋からレギュラーを獲得。
関東大会では5打数5安打と活躍しました。
その後、チームメンバーとの関係性で悩みを抱え退学し、地元の熊本へ戻りました。
野球も辞めようと決意していたところ、
東海大熊本星翔高校の監督からの誘いを受けて転校。
日本高校野球連盟の規定で、転校すると一年間は公式戦への出場ができません。
それも承知の上で百崎選手は入部しました。
東海大相模高校1年秋までの本塁打は11本。
転校し夏までに通算本塁打を38本まで伸ばし、ついに最初で最後の夏を迎えます。
百崎選手は1番遊撃手。
先頭打者としてチームを引っ張る存在です。
3年間という短い期間のうち、1年間を捨ててまで挑む最後の夏。
大きな挫折、紆余曲折があったからこそ気づけた仲間との絆。
これまで以上に一球一球を大切に、噛み締めながら野球ができるのではないでしょうか。
熊本県も強豪校が揃う激戦区。
果たしてどの高校が甲子園への切符を手にするのか。
熊本大会は百崎選手が引っ張る東海大熊本星翔高校に注目しながら予選を見ていきたいと思います。
このようなドラマが様々に入り混じる高校野球。
全てのチーム、全ての選手のストーリーを把握することはできませんが、
試合終了後に流す涙の裏には色んな背景が潜んでいます。
皆さんの会社で働く社員一人一人にも、様々想い、背景、ストーリーがあります。
知れば知るほど情が湧くかもしれないですね。