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高松 秀樹

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第132回:環境配慮への流れ

2023/06/24

「ローソン」が「グリーンローソン」なる実証実験をはじめるようですが、その取組みは、PB商品「MACHIcafé(マチカフェ)」のホットコーヒー(Sサイズ)に使用している「プラスチック製のフタ」を「紙製のフタ」に変更するというもの。

また、「ファミリーマート」では、プラスチック対策の一環として、PB商品「ファミマルKITCHEN」のチョレギサラダ、ちょいデリシリーズ、パウチ惣菜のサラダ各種、「FAMIMACAFÉ」用のガムシロップ、コーヒーフレッシュの「プラスチック容器重量を削減」する取り組みを実施しています。

さらには、「セブンイレブン・ジャパン」では、インクや着色を減らした白色や半透明の容器を、弁当や麺、総菜など約60品に使う取り組みをスタートしていますが、これは、インクや着色があるとリサイクルしにくいためであり、石油からつくるインクなどを使用しないことで「二酸化炭素の排出削減」にも繋がります。

「プラ使用削減」に向けた国際条約化の動きも進んでおり、国際的な「環境開示基準(CDP)」を採用している上場企業には、2023年から「プラの使用量開示」も求められるようになりました。

「環境配慮」に取り組むことは、企業にとっては「コスト負担」となりますが、企業努力として「当然」と見なされるようになってきている時代の流れも感じます。

いずれにせよ、プラ容器を紙容器へ変えるという動きは加速していますが、「使い捨て」であることに変わりはありません。

顧客に「タンブラー持参」を求めることや、さらには「回収・洗浄・再利用」できる「リユースカップ」の仕組み構築を模索するなど、あらゆる角度からの環境配慮が求められることでしょう。

地球の未来を考える取り組みのひとつなのでしょうが、多様な意見・価値観が存在しますね。