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星 寿美

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第102回 小さな会社の自走組織の作り方2:なぜ思ったような成果が出ないのか?

2023/04/03

1 【教育】研修・OJT・面談など
2 【条件】お給料などの見直しなど
3 【所属意識】理念やビジョンの徹底

これらのことを、経費や時間、労力をかけて一生懸命にやってる。
なのに、思ったような成果が出ないのは何故なのか?

それは、理想の形に当てはめようと、無意識のコントロールがある。
外側からのアプローチだからです。
「能動型になれ!」「こうなれ!」「あーなれ!」って外側からコントロールするから、どんどん受動的になると言うカラクリです。

でも、それは仕方がありません。
今までの教育が『正しい答え』があり、『理想の形』に教育する。
まさに、外側からコントロール。それしか知らないで育ってきているから。
ここを意識することもないくらい、前提となっています。

でも、これからの欲しい人材は、自ら答えを見つけ、成果を出せる人財ですよね?
これ、昔と今、どっちがいい悪いという話ではなく、高度成長期や安定期の時は、いうことをよく聞く社員が欲しかった。
だからその時代では最高の教育だったんです。
でも、もうとっくに時代は変わっている。

日々変化に対応したり、価値や答えをクリエイトしていく人材が欲しい。
なのに、教育が全く変わっていない、という状況なんです。
学校教育だけではなく人材育成も含めて、です。

最近ではやっとティール組織などの本がベストセラーになったりなど、少しづつ変わっては来ていますが、現場レベルは、まだまだなんですね。

私は社会に出て20代の学童保育の先生をしていた時から、既存の教育に強い違和感を覚えて、現場で試行錯誤していた。

さらに、自分の息子は小学校・中学校という公教育には通わせずに、オルタナティブ教育を実施しているフリースクールで育てた。
そんな選択的不登校の先駆け母ちゃんです。(当時は相当叩かれました)

でも、結果今、息子は20歳。
お互いに本音を言い合える、対話が深まる、いい関係です。
また、授業やテストや宿題、という概念なく育ったので、大学で、とにかく勉強が大好きで、いい点数もとってきます。
自分がやりたいことも明確だし、多趣味だし、自分でなんでも決めて行動するまさに、自走!

そして、57社の会社に関わって、さまさまな成果を出しています。
公私共に35年の実績です。

そんな実績をもとに、次に記事から
・『自走組織』とは、どういうものか?
・具体的に何をしたらいいのか?
・具体事例など
を、ご紹介していきます。お楽しみに!