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豊岡 厚惠

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第56回 コミュニケーションが取れない中でのとっておきの話 その4

2023/03/29

部下が主体的に動いて本来の能力が発揮できるようになるためにも、
成長をしてもらうためには、まずはなんといっても

部下との「信頼関係」が鍵になります。

忙しい経営者さんや管理職の皆さんです。
なかなかコミュ二ケーションが取れない中だからこそ、

あえて時間を取らなくても、

「部下との普段の関わり方」

を見直すことで随分と変わりますよ、と、とっておきのお話として綴って参りました。



そこで、前回はその3つ目として

「できないことより
できていることを『承認』する」と言うお話をいたしました。


私たちはつい、自分目線で部下を見てしまいがちです。

そうすると、

してくれていることや、できていることよりも

できていないこと、やっていないことに、目が向くものです。

そこでストレスを感じてしまう。

それも当然のことですよね。

そこで、前回のお話で私からご提案させていただいたのですが

実践してくださいましたでしょうか(^-^)


これまでにも、

「やったら部下が変わってきました!」


と言う喜びの声をいただいています。


そう、まずは「やってみて」いただくことです。



その際に気を付けていただくことがあるとお伝えしました。


それは何かと言いますと、


せっかく、

できているところを見つけて、承認したものの、


1回だけで終わるのも効果は出ません。

やり続けてこそ、

その効果が出てくるのです。

なぜなら、

それまでの長きにわたって、承認をしてこなかったとしたら
それが、部下にも当たり前になっているからです。


1度しただけでは、
「たまたまか」
「えっ?何?」

で終わってしまいます。


まずは最低でも1ヶ月から3ヶ月続けてみることです。


そして、

もう一つは、相手に
「こちらもこうしているのだから、そちらもこうしろよ」

と言うような

見返りを期待しての実践は注意が必要です。


なぜなら、

「それ」が伝わるからなんです。


不思議なことですが、


自分を心底信頼して言ってくれているか、

そうでないかは、不思議と伝わるものなんです。



そうなると、元も子もありません。


根底には、
育ってほしい、良くなってほしい、

と言う思い、

「部下への愛があるか」

と言うことです。


「そこに愛はあるんか」

テレビのCMのセリフではないですが(笑)

まさにそう言うことなんです。



余談ですが、

WBCでなかなか結果が出せていなかった4番バッターの村上選手を

栗山監督は、使い続けていました。

あの素晴らしい結果を出せたのも、

できていないことを追い詰めるのではなく、

選手を信じ切った結果ではないかと鳥肌が立つ思いで感動的でした。


栗山監督が内心、

「こいつ、打てないかもしれない・・・」
「何やってんだ」
「ちゃっんと働けよ」

と思っていたとしたら、

あのような成果は出ていたでしょうか。


「きっと打てる!」
「こんな選手ではない!」

と「信じてあげている」と言う思いが

「力」となったのではないでしょうか。


何が言いたいかといいますと、

部下の普段の仕事ぶりから
「できないやつだ」
とか、「仕事が遅い」といった思いは

何らかの形で必ず伝わっていて

それが

萎縮の原因となって

本来の能力が発揮できないでいたり、自己肯定感を下げている要因にもなっているかもしれない、と言うことです。


ですので、

そんな思いのまま、例え、長時間時間を作って1on1で面談したり、コミュニケーションの機会を作ったとしても

結果はさほど変わらないものになると言うことです。


誰を扱っているのか

感情のある「人」を扱っていると言うことです。



とても大切なとっておきのことでしたので、

今回はこのようなお話をさせていただきました。


次回も
とっておきのお話まだまだ続きますよ〜〜〜〜

どうぞお楽しみになさってくださいね。



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最後までご覧いただきありがとうございました。