個人的に待ちに待ったWBCが始まりました。
今や世界最高峰の選手と言っても過言ではない大谷翔平選手。
日本代表に選ばれている国内のトップのプロ選手たちもこぞって注目し、
練習試合相手の選手も大谷選手の一挙手一投足に注目。
子どもが憧れの選手を目の前にする時のようなキラキラした目で、
大谷選手を見ているのが印象に残ります。
大会でも真価を発揮し、ぜひ3大会ぶりの優勝を日本にもたらしてもらいたいです。
トップ選手が集まる試合が注目される中、
レギュラー獲得目前の選手、一軍当落線上の選手は、
この時期に必死にアピールをし、その座を奪い取らなければなりません。
ルーキーであれベテランであれ、その生存競争は激しく、
熾烈な争いが繰り広げられています。
前年度のレギュラーでさえ、その地位は安泰と言えるものでもありません。
野球であれば9人、サッカーであれば11人、ラグビーであれば15人。
バレーボールは6人、バスケは5人。
限られた席をレベルの高い選手たちで競争する。
健全な競争が個々のレベルアップを促していると思います。
スポーツの世界であればレギュラーを奪うことはもちろんですが、
その先にあるチームの勝利、個々としてのスキルアップ、
そして野球で言えば大リーグ、サッカーで言えばヨーロッパリーグへの移籍など、
ステップアップも目的となるでしょう。
会社においてはどうでしょうか?
健全な競争が行われていますでしょうか。
純粋にスキルアップを目指して努力し、力がついてきて役職をもらうようになる。
上がれば上がるほど座席数が少なくなる。
その座席を奪い合うための競争が繰り広げられますが、
その目的が座席を奪うことになっている方と少なからず接してきた経験があります。
個々のスキルやチームとしての勝利ではなく、
安泰と思われる座席を奪うこと、優位的な立場に立つことが目的となると、
そこには健全な競争ではなく、揚げ足を取ったり、他人の粗探しが始まります。
疑心暗鬼になり信頼関係を損なうケースもあります。
目的地はどこなのか。
そこをぶらさないようにしたいものです。