サッカーのワールドカップが盛り上がった昨年末。
今年は野球のWBC、ラグビーW杯、女子サッカーW杯など、
国を代表する戦いのイベントが目白押しで楽しみな一年です。
中でも個人的に楽しみにしているのが野球のWBC。
今や日本だけでなく大リーグでもトップの選手となった
大谷翔平選手が出場するだけでなく、ダルビッシュ選手、鈴木誠也選手、
大リーグ移籍したばかりで出場を決意した吉田選手、
そして若き三冠王の村上選手。
代表に選出された選手を見ただけでもワクワクする布陣です。
世界を相手に日本野球を見せつけてもらいたいと考えているのは私だけではないはずです。
そして今回、日本代表に初めて選出された日系選手のラース・ヌートバー選手。
正直なところ全然知りませんでしたし、他の日本選手もいるのではないか、
と最初は思いましたが、調べていくと楽しみな選手であることが分かっただけでなく、
日本代表に非常に縁深い選手でした。
お母様が日本人のヌートバー選手と日本代表との関わり。
それは17年前の2006年に遡ります。
2006年夏、高校野球史に語り継がれる決勝戦。
田中将大投手のいる3連覇を狙う駒大苫小牧高校と、
ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手のいる早稲田実業との延長15回引き分け再試合。
この年の高校日本代表のアメリカ遠征の際に、
ヌートバー選手の家がホストファミリーとなり、2人の選手を受け入れたそうです。
また野球好きだった当時8歳のヌートバー少年は、
当時の日本チームの練習にも参加し、キャッチボールやバットボーイとして
選手とも交流をしていたそうです。
愛嬌があり、選手からも可愛がられていたヌートバー少年は、
遠征が終わり帰国する選手との別れの際に号泣したそうです。
その後、17年の月日が過ぎますが、ヌートバー選手のお母様と、
当時ホームステイした選手は手紙やSNSでのやり取りを続けていたそうです。
愛嬌たっぷりの少年が大リーガーとなり、日本代表に選出され、世界で戦う。
日本語は話せないそうですが、日本の選りすぐりの選手たちと一致団結し、
世界を相手に堂々と戦い、最高の景色を見せてくれることを願っています。
出会いを大切にし、17年もの間、感謝の気持ちを持ちながら関係を続けていた
ホストファミリーと選手が紡いだ温かいご縁。
勝手にですが、一気にヌートバー選手に親近感を持ってしまいました。
ご縁を大切にしていきたいと改めて感じるとともに、
2023年も多くのスポーツで日本代表が世界を湧かせてくれることを期待したいと思います。