CSR（企業の社会的責任）の専門情報誌「CSR企業総覧(雇用・人材活用編)」2023年版のデータを用いた、2021年度の「離職者が少ない会社ランキング」が発表されています。
2020年度「単独従業員数1000人以上」の会社が対象で、「離職者数」と、その数を単独従業員数で割った「離職率」も併せて表示されています。
拝見しますと、上位には、
・ゴールドウイン
1110名 5名 0.5%
・三井不動産
1776名 13名 0.7%
・日清オイリオグループ
1234名 13名 1.1%
・アース製薬
1268名 15名 1.2%
・大阪ガス
3203名 30名 0.9%
など、名だたる有名企業が名を連ねています。
「ザ・ノース・フェイス」を展開する「ゴールドウィン」では、
社内公募は全社掲示板に募集内容を掲示し、「職種レベルにかかわらず」広く希望者を募集したり、
技能検定取得サポートや全国の販売員による接客ロープレコンテストの実施など、「従業員のやる気を引き出す制度」を数多く取り組んでいます。
また、「ノー残業デーの設定」以外にも、「残業削減」のため20時から翌日7時までは「ネットワークへのアクセス制限」を実施しているなど、プライベートの時間を充実させられるような取り組みも展開しています。
他にも、「在宅勤務制度」や本社近くのシェアオフィス内に「会社契約のミーティングスペース」を用意するなど「働きやすい環境作り」も充実しています。
「ファーストリテイリング」が発表した、国内のグループ従業員の「最大4割の年収アップ」の取り組みも大きなインパクトを与えていますが、「働きやすい環境づくり」には、まだまだできることがたくさんありそうですし、働く人々からも求められているようですね。
