河川敷では少年野球や草野球でボールを追いかける姿を拝見しますが、
寒い冬は野球のオフシーズンです。
高校野球は秋の明治神宮大会が年内最後の公式戦。
ここから一冬越えると春の選抜高校野球が開催されます。
また春の地区大会も開催され、最後の夏に向けてのカウントダウンが始まります。
心も体も大きく変化する高校年代において、
オフシーズンと言われる冬の過ごし方は非常に大切です。
それまでのシーズンで出てきたチームとしての課題、そして個人の課題。
約3ヶ月の期間でどれだけパワーアップ、レベルアップできるか。
非常に大事な期間になります。
新チームになってからの夏と秋で成果が出ていなかったチームが、
一冬越して成長し、春、夏と大きな成果を挙げる例は、
過去の結果を見てもたくさんあります。
私の個人的な感想ですが、冬の練習は体力強化メニューが中心で、
非常に辛く、しんどいものが多いです。
野球が好きなのにボールを使っての練習があまりなく、
走り込みを含めたフィジカルトレーニングが中心です。
ですが、この地道なトレーニングにどう向き合うかで、
選手やチームの成長力に大きな差が出ます。
課題の特定、目的地の設定、目的地到達までのトレーニングメニューの設計。
そしてトレーニングの実施。
何を目的にどの練習があるのか、この練習は何につながっているのか。
これをクリアすると何を手に入れることができるのか。
一つ一つ意味を考え、自分なりの指標を設けて練習に取り組むと、
きっと成長した姿で春を迎えることができるでしょう。
年末年始の休み期間。
社会人にとっては短いオフシーズンです。
1年を振り返り、できたこと、できなかったこと、次にやりたいことを整理し、
新たに目標を設定し前向きに進んでいきたいですね。
オフシーズンの過ごし方でスタート地点が変わると思います。
2022年もお付き合いいただきましてありがとうございました。
2023年が皆様にとって良い一年になりますよう祈念いたします。