HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

金山 正明

ホーム > 金山 正明 > 記事一覧 > 第104回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

第104回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2022/12/25

GiiD合同会社(ジード合同会社) CEO 熊澤剛様(其の4)

今回の対談は、GiiD合同会社(ジード合同会社)CEOの熊澤剛様にご協力頂きました。
GiiD合同会社様は、企業活動における「人」と「業務」の両面のサポートを提供することで、独自の「こだわり」を実現する(=神が宿る)企業が増えることを通じて、社会の多様性・柔軟性・継続性の拡大と進化を推進しますという理念のもとにコンサルティングを提供されている会社でございます。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。

今回の対談の中で特に印象に残ったのは、業務改善コンサルタントとして熊澤様が大切にされているスタンスの部分です。

何をやるかではなく、何のためにやるか!

業務改善を進める中で、何を目的とするのか。

お話の中で、「3人のレンガ職人」のお話しがありましたが、私自身はっとする瞬間がありました。
私がまだ20代の頃、中村文昭さんという起業家の話しを聞いて衝撃を受けたのを覚えています。
中村文昭さんが自身の体験から語る『人生は“何を”やるかではなくて、“何のため”にやるかが大事なんだ。』というメッセージ。
その時私はこのメッセージに強く心を打たれました。

人生やっぱり目的が大事だなと思い、日々の仕事に向き合っていました。
ただ、人生山あり谷あり、いろんな経験を重ねるごとにビジネスの世界は結果が大事。
何のためにやるかというよりは、何をやって成果を出すかに注力していました。
今でもそうかもしれません。
今回熊澤様との対談で気づかせて頂いたことは、「仕事は何のためにやっているか」ということに立ち返って考えることの大切さです。
日々の仕事の中で、目的を忘れてしまうこともあるかもしれません。
ただ、行き詰った時、立ち止まった時に「何のために」を思い出し考えることが必要なんだと思います。

「ノリ」を共有すること

もう一つ熊澤様が大切にするスタンスとして、お客様と共有する「ノリ」というものがありました。
従業員の為を思っているかという「ノリ」。
その「ノリ」をお客様と共有する。
とても大切なことだと思いました。
何をするにも「ノリ」って大切だと思いますし、良い組織は全体で「ノリ」を共有しているのだと思います。

2015年、2019年と奇跡を起こしたラグビー日本代表を覚えていますでしょうか。
2015年大会までは、ワールドカップで通算1勝しかできていなかったチームが奇跡を起こし、強豪南アフリカ相手に逆転勝ち、2019年自国開催のワールドカップでは、ベスト8まで勝ち上がりました。
私はサクラのジャージを着た日本代表が大好きです。
国籍問わず日本の代表としてサクラのジャージを着て戦っているチーム。
やはりそこには共有している「ノリ」があります。

名将エディジョーンズヘッドコーチが打ち出した「ジャパンウェイ」という方針のもと、勝つための猛練習を続けてきた日本代表チーム。以前は負けて当たり前のラグビーだったそうですが、「One Team」というスローガンを掲げて勝つためのチームに変化しました。
「One Team」というスローガンは、チームに必要な価値観をシンプルな言葉で言語化し、そのニュアンスまで含めてチーム全員で共有する素晴らしいスローガンです。
日本代表のスローガンと同じではありませんが、会社組織にとっても共有する「ノリ」(価値観)が必要なんだと思います。

今週はGiiD合同会社(ジード合同会社)CEOの熊澤剛様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきました熊澤剛様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。

会社情報

会社名:GiiD合同会社(ジード合同会社)
本社:北海道札幌市北区北27条西7丁目3-7-5
HP:https://www.giid.biz/
事業内容:
業務改善コンサルティング、組織改善コンサルティング、情報セキュリティコンサルティング