株式会社はばたーく 代表取締役 中村 和博様（其の4）
今回の対談は、株式会社はばたーく 代表取締役の中村 和博様にご協力頂きました。
株式会社はばたーく様は、社名に込めた「お客様と対話（Have a Talk）する」を理念に様々な課題へITソリューションを提供されております。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。
今回の対談の中で特に印象に残ったのは、創業期からぶれない活動方針と会社全体で決めた中期経営計画のスローガンです。
活動方針が支えるもの
皆さんの会社に明文化された活動方針はありますでしょうか。
ない会社もあれば、あるけど絵に描いた餅のようになっているケースも少なくないでしょう。
今回の対談の中で感じたはばたーく様の7か条（活動方針）は、会社を成長させるにあたってとても大きな意味を持つものだと思いました。
創業時4名だったころから掲げた活動方針。
創業メンバーが日々実践するところからはじまったものです。
少数精鋭で活動方針をもって積み重ねた日々。言葉にせずとも自然と組織の文化になっていたと思います。
活動方針が明確であれば、従業員が行動をする際の判断に迷った時「どの方向へ、どう進めばいいのか」がはっきりとします。
社員が1人増え2人増え、人数が増えてもそれが組織として「やるべき行動」として定着し成果を生み出していたのだと思います。
また、活動方針は対外的にも大きな意味を持ちます。
社外における社員の振る舞いなどは、取引先やパートナーから「その企業らしさ」として印象を与えます。
活動方針は企業文化として育てていくこと、そして社員一人ひとりがそれを意識して体現できるようになれば企業の強みとなります。
それを実現するのは、やはり会社のトップである社長の覚悟と日々の行動なんだと思います。
中期経営計画を実現させるスローガン
Changes to grow「成長へ変革し続ける」
はばたーく様が中期経営計画実現のために、社員全員で作り上げた会社のスローガンです。
会社のスローガンは、自社の特徴や活動の方向性を、社内外へ分かりやすく伝える役割を持ちます。
社外へ企業の価値観を発信する大切なメッセージであることから、社員全員が関わって作り上げていく機会はそう多くはないでしょう。
私は、「社員全員で」というところが大きなポイントだと思います。
組織で目標を達成するために、メンバー全員が自分たちの会社や組織が何を実現しようとしているのか、どこに進もうとしているのかを共有することはとても大切です。
言葉では簡単なことですが、実際にそのように機能している会社は多くありません。
全体像を理解しないまま日々の仕事に臨んでいる人もいるでしょう。
チームとして機能するためには、一人ひとりが組織を理解する必要があります。
そのためにスローガンが重要なのでしょうか。
もちろん大切なものですが、スローガンを掲げるまでのプロセス、そしてそこにどう個々がかかわったかという点がもっと大切です。
「Be Here」
身体も心も“今ここ”にいること。
私が研修プログラムを実施する際に大切にしていることです。
チームビルディングという目的を持った研修プログラムですので、当たり前かもしれませんが、研修中に身体は研修室にあっても心ここにあらずなんてことありますよね。
これは実際の仕事の中でも起こりえる事象です。
そうならないように「自ら関わる」ことが大切だと思います。
そして、チームとして「関わる」機会を創出する。
そうすることで、「Be Here」という状態を作っていけるのだと思います。
今回フォーカスしたはばたーく様のスローガン。
それは、「社員全員」で関わって作り上げた唯一無二のものです。
会社も一つのチーム。人の力を活かすうえで大切なことを学ばせて頂きました。
今週は株式会社はばたーく 代表取締役の中村 和博様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきました中村 和博様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。
会社情報
会社名：株式会社はばたーく
本社：東京都中央区日本橋本町4-8-15 ネオカワイビル5F
事業内容：
(1) システム開発
(2) システムエンジニアリングサービス
(3) ニアショア・オフショア支援
(4) ITソリューションサービス
(5)営業支援
