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金山 正明

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第78回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2022/06/26

株式会社クラスキャット 代表取締役 佐々木 規行様(其の2)

今回の対談は、株式会社クラスキャット代表取締役 佐々木 規行様にご協力頂きました。
株式会社クラスキャット様は、独立系ソフトウェアベンダとして1995年から様々な自社パッケージを提供されております。
また2016年からは、「人工知能研究開発支援」をメインビジネスとして、人口知能研修サービス、テクニカルコンサルティングサービス、実証事件サービス、プロトタイプ構築サービスを展開されております。
今回は株式会社クラスキャット創業前のキャリアについて佐々木様に伺います。

金山:会社の創業が1995年と伺いましたが、創業前はどのようなキャリアを歩んでこられたんでしょうか。

ソフトウェアエンジニアへのあこがれと日本マイクロソフトとの出会い

そうですね。
まず大学卒業後すぐに日本無線という無線の会社に勤めました。
もともとアマチュア無線が好きで入社したのですが、ハードウェアのエンジニアとして仕事をしました。

ただハードを作っていると、それを制御するソフトウェアに興味をひかれまして、転職することにしたんです。
当時人材登録をしていたのですが、アメリカから面白い会社が来ると聞いて話を聞きに行ったんです。
それが日本マイクロソフトとの出会いになります。
それからご縁を頂き入社することになったのですが、当時はまだ50名に満たないほどのスタートアップでした。

営業や広報など専門部署がなく、業務も細分化されていない状態でした。そこで様々な経験をさせて頂きました。
最初は営業部に所属し日本メーカー向けに製品の営業を担当したり、米国の本社に渡って日本のサポートを担当したり、翻訳業務もしました。
また、システム研究開発部門にてOS/2、Windows NT、Windows 3.1の日本における開発責任者やデベロッパーリレーション部門で Windows 対応アプリケーションのエバンジェリストなども担当しました。
ただ、この時日本での研究開発は本社で一括して行うことになりまして、米国へ移るか辞めるかの選択をすることになりました。
私はまだまだ日本でビジネスがしたいという想いもありまして、日本に残ることにしたんです。

金山:そうだったんですね。
それで現在の会社を創業されたのでしょうか。

実はその後に短い期間ですが、General MagicというApple Computerの子会社で今でいうスマートデバイスの開発をやっていましたね。
日本の大手企業が何社か出資もしていましたし、日本にその技術をもってこようという動きがありましたので、少しの期間お手伝いしてました。
それが終わってからですね。
1995年に当時の開発メンバーと共に現在の株式会社クラスキャットを創業しました。

金山:創業までの下積みがとってもユニークですね。
とても興味深いです。
色々とお話し聞かせて頂きありがとうございます。

次週は佐々木様が描かれるこれからのビジョンについてお話し聞かせてください。

会社情報

会社名:株式会社クラスキャット
本社:茨城県取手市桜が丘 4-48-7
HP:https://www.classcat.com/
事業内容:
・Deep Learning フレームワークの提供 (TensorFlow)
・BigDataフレームワークの提供(Apache Spark)
・機械学習・BigData 実証実験コンサルティング
・テクニカル・新規ビジネスコンサルティング(人工知能)
・パッケージソフトウェアの企画・製造・販売(SaaS)
・テレワークサービスの提供