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高松 秀樹

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第75回:歌わない、カラオケ客

2022/05/21

カラオケJOYSOUNDの貸出ミシンが話題です。

現時点では、「池袋西口公園前店」のみでの取組みのようですが、1回1,000円での「貸出ミシンセット」がTwitterで5万を超える「いいね」がつくなど、SNSでバズりまくったことで予約が急増し、期間限定での取り組みを延長することにしたとのこと。(池袋は「コスプレの聖地」とも呼ばれ、多くのコスプレイヤーたちが仲間で集まり、皆で衣装を創る場として活用しているようです)

コロナ禍により、カラオケ業界の売上は大きく下がり、2020年度は5割減の1973億円。
店舗数の減少率は過去最大の9.7%と大打撃を受けており、ジョイサウンドを運営する「エクシング」では、6~9分ごとに室内の空気を入れ替える換気システムを設置するなどの感染対策を徹底したり、「マスクエフェクト」機能をリモコンに付け加え、マスクをしていても声がハッキリと聞こえるなどのサービスも提供しています。

とは言え、声を大にして「大人数での2次会などで歌いに来てほしい」とは言いづらい状況下でもあるため、「歌う」以外の利用プランも積極的に考え、PRしているようですが、

全店で展開される「テレワークプラン」ではフリータイム1,080円にてソフトドリンク飲み放題もつくなど、手頃な価格に加え、プロジェクター、電源タップ、HDMIケーブルなども無料レンタルOK。
もともと防音対策もバッチリで、駅近立地の店舗も多いため、ビジネスでの会議利用などが増えているのだそうですが、今後、「貸出ミシンセット」のプランも拡大しそうですね。(貸し出すミシンは、「ブラザーミシン」に限定!)

みなさん、ジョイサウンドの親会社が大手ミシン会社の「ブラザー工業」ということ、ご存知でしたか?

「ブラザー工業」の売上は連結で6,000億を優に超えますが、8割程度が海外で作られ、北米や欧州でのブランド力が高く、特にSOHO向けの複合機、FAXにおいては北米でトップシェアを誇っています。

大手企業は、国内海外にて様々な事業を展開しているのですねw