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岩田 慎太郎

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第11回 ボードゲーム力のいろいろ

2022/02/14

さて、私のコラムも残すところあと2記事となりました。
これまでに私はドイツゲームで様々なビジネススキルが学べる事をお話させて頂きましたが、本日は私達ボードゲームプロが持っているスキルをいくつかご紹介させて頂きます。
その中にはもちろんこれまでご紹介したものもあるかもしれませんが、それらは復習として再度ご紹介させて頂きます。

①トーク力
交渉ゲームや心理戦などでよく使われる技術です。将棋・囲碁などを想像すると、ボードゲームとはあまりしゃべらず、先読みや戦略を重視するのでは?と思う方もいるかもしれませんが、私はこのトーク力がボドゲプロとして最も必要な要素だと思っております。
あまりトークを必要としない戦略重視のゲームであっても、相手を「ミスリード」するような発言を効果的にする事でミスを誘発したり、自分の都合の良い展開に場況を作ることもできます。
「ミスリード」というと聞こえが悪いのですが、自分が勝つ為に必要な力の1つです。
自分視点ではなく、相手視点ができないとこのトーク力は発揮できませんから、ビジネスの場では特に、相手と「WINーWINになるには?」という発想の役立てになることでしょう。

②カウンティング
カードを覚えておく、記憶術です。既に使われたカードから、残りのカードを予想する力で、ドイツゲームならずともトランプなどでも幅広く使われる技術です。
主要なゲームのキーとなるカードはほぼ暗記していますし、毎日のようにカウンティングを実践していますから、なれっこです。
ビジネスの場ではっきりと役立つ技術ではないかもしれませんが、総合的な脳トレになることは間違いありません。

③最適効率化
ドイツゲームテクニックの根幹を成す技術と言っても過言ではありません。
勝利条件を満たすための最短ルートは何なのか?どの一手が最善で、どの一手が無駄なのか?それを瞬時に判断する力です。
仕事の最適効率を考える癖にもなりますし、以前ご紹介している記事でも触れている内容ですので是非ご覧頂ければと思います。
ドイツゲームにおいての最適効率化はゲームによっても定石が違うのですが・・・
共通して言えることは、自身のターンでいかに「お得な」行動がとれるか?です。
勝利条件を満たす為に1ターンでいかに最善手を尽くすか?
これは現実でも同じです。1日に与えられた24時間は皆平等です。
その1日を自身の目標の為にいかに効率よく最善手を尽くすか?
ボードゲームを通して人生そのものが学べることでしょう。

④計算力
当然のことながら、我々は毎日ドイツゲームをプレイしていますから、計算が早くなりますし、数学的思考に強くなります。
計算力とは単純に計算スピードだけではありません。
確率論やロジカルシンキング、統計学や分析力はドイツゲームをプレイしている中で頻繁に使用します。
このことは様々なビジネスの場でも活かせるスキルとなるはずです。

⑤語彙力
以前の記事にもあげましたが、ワード系ゲームでは語彙力が試されます。
百聞は一見にしかずという事で、もしよければ下記動画をご覧頂けると幸いです。
↓ワードバスケット神業動画
https://www.youtube.com/watch?v=JjINA4aKqoA

⑥瞬発力
ドイツゲームではしばしば素早く情報をインプットし、処理をし、アウトプットする力が求められます。
こちらも是非下記動画をご覧頂けると幸いです。
これらの力は日々の練習で鍛えることができます!
↓おばけキャッチ神業動画
https://www.youtube.com/watch?v=iQgGMzZ61es

他にも様々なボドゲテクニックがありますが、今回はこの辺りで。
次回は私が担当する最後の記事となります。