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木村 圭

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第6回 思わず相手が注目しちゃう話し方をご存知ですか?

2022/01/10

スピーチやプレゼンなど人前で話す時、「一生懸命話しているのに注目してもらえない」と悩んだことはありませんか?

影響力を与える伝え方をするためには、まずはあなたの話に注目してもらわなければなりません。
そこで今回の記事では、相手が思わず注目してしまう話し方を紹介します。

人は〇〇から逃げられない

相手が思わず注目する話し方とは何でしょうか?
それは、『相手に考えさせてから話す』ことです。

相手に考えさせるというのは、相手に一度話の先行きを想像させる質問をすることです。

人は質問から逃れられない生き物です。
なので質問されると必ず、そのことについて一度考えてしまいます。

少し話は変わりますが、あなたは『猫型ロボット』であるドラえもんに、なぜ耳がついていないのかをご存知ですか?
10秒間でいいので、ちょっと考えてみてください。

…………………。

…………。

……いかがでしょうか。
こんな脈絡のない質問でも、一瞬「あれ? なんで耳がないんだろう」と考えてしまったのではないでしょうか?

人は質問から逃れることができません。質問されると必ず考えてしまいます。
この性質を利用して、あなたがスピーチやプレゼンで話す時も、質問を使って『相手に考えさせてから話す』ことをしてみてください。

ちなみにドラえもんについて気になっている人もいると思うので、この記事の最後に答えを書いておきますね。

相手に考えさせてから話す方法

では具体的にどうやって相手に考えさせてから話せばいいのか?
それは、質問や投げかけのフレーズを使い、間をとってから答えるようにすることです。

例えば、「とうもろこしやかぼちゃより糖度が高い野菜はにんにくです!」というだけでは「へぇ、そうなんだ」で終わってしまいますよね。
これを質問や投げかけのフレーズを入れてから答えるとどうなるでしょうか?

ちょっとやってみます。

「とうもろこしやかぼちゃより糖度が高い野菜を知っていますか? ……実は、にんにくなんです!」

「とうもろこしやかぼちゃより糖度が高い野菜。それは一体何でしょうか? ……実は、にんにくなんです」

このように質問や投げかけをして間を取ることで、「答えは何なんだろう?」と相手が次の話に注目してくれます。また、印象深く記憶にも残りやすくなるでしょう。

質問や投げかけのパターンはいろいろあります。

・〇〇をご存知ですか?
・〇〇とは一体何でしょうか?
・なぜ、〇〇なのでしょうか?
・どうして〇〇なのか、気になりますよね?

また、質問や投げかけをした後のパターンもいろいろあります。

・実は……〇〇なんです。
・そう……〇〇なんです。
・正解は……〇〇なんです。

いかがでしょうか?
以上のように質問や投げかけをしてから答えを言うことで、相手を思わず注目させる話し方になります。

ちなみに、この記事の中でも質問や投げかけを多用していたのですが、お気づきになったでしょうか?

もし良ければ、何個あったか探してみてくださいね。

まとめ

相手に注目させたい、大事なことを伝えたい。
そう思う時ほど私たちは一方的に話してしまいがちです。
しかし、伝えるという行為には必ず相手が存在します。

そう考えると、たとえスピーチやプレゼンという形式上は一方的な場面であったとしても、相手が反応したくなるような工夫は必要です。それが今回紹介した『質問』や『投げかけ』なんですね。

というわけで今回は、相手が思わず注目してしまう話し方を紹介しました。

Q.なぜ、ドラえもんに耳がないのか?
A.昼寝中にネズミにかじられたから。
ちなみに元は黄色だったのが青色になった理由は3つくらいの公式設定があります。
良かったら調べてみてください。