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加倉井 正和

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第54回 テレビドラマからの学び

2021/12/21

今年も残り10日。
この時期になると、テレビドラマが続々と最終回を迎えます。

その中でも、とても気になったドラマがありますのでご紹介させていただきます。

12月15日で最終回を迎えましたが、
杉咲花さんが主演の「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系)。

ストーリーを簡単に説明すると、
白杖(はくじょう)を持つ弱視の主人公が、様々な人と関わることによって自身のみならず周囲の人にも影響を及ぼして成長していく感動ストーリーです。

ちなみに、テレビドラマ公式サイトでは、

勝ち気だけど、恋には臆病な盲学校の女の子と、
喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキー。
ある日出会ってしまった運命の二人!
笑って泣けて時々ハッとする
新世代ラブコメディー

と記載されています。

タイトルやイントロダクションだけ見ると、
おじさんが観るドラマではない気がしますが、
実際に観てみると様々な学びや感動がありました。

ただ視覚障害について学ぶのではなく、
実際の生活の中でどのようにしているのかを知ることができます。

映画やDVDなどには、映像の情報を音声で補う「音声ガイド」というものが付いているものがあり、風景や状況、表情などを言葉で教えてくれます。

時には、視覚障害のあるR-1ぐらんぷり優勝者の濱田祐太郎さんが実体験を交えた解説などもしてくれます。

よく障害について知らないために、誤解が生じてしまうこともあるかもしれませんが、身近な事柄をテーマにすることで、障害を知るよい機会になった作品だと思います。

特に障害について何の知識がないヤンキー君の
素直な気持ちや行動には、ハッとすることがありました。
まさに公式サイトの通りでした。

もしかしたら、
「知識がない、知らない」がただ悪いのではなく、
だからこそ得られることもあるかもしれませんね。