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豊岡 厚惠

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第23回 「誉認励」で劇的に変わっていかれた社員さんの事例 その4

2021/12/01

前回は、
人は「受容」され、「実践したこと」を誉認励で認められることで、
もっと聞いてもらいたい、
もっと話したい、という風に変わっていかれたという話をしました。

「実践」したことを拾い上げて、それが標準に満たなくても
全力で誉めて認めてきた結果、

彼らの「実践」が身を結んでいきました。

まず、1ヶ月が過ぎたころから大きな変化が表れだしました。

現場では互いに挨拶が飛び交うようになり、
互いを思いやる心で充満し、
職場が整いだしました。

タバコのポイ捨ても無くなり、怒鳴りあいなどが一切無くなりました。

お客様には、対応が良くなりクレームが激変です!

なぜ、このような劇的な変化が起きたのでしょうか。
どうして、彼らはそのようになったのでしょうか。

それは、

彼らが相手に喜んでもらうために
「気持ちよく接しよう!」をスローガンに、
「実践」し続けたからです。

・工場見学にいらっしゃるお客様や荷積みのドライバーに
気持ち良い挨拶(目を見て、明るい笑顔と声で、自ら進んで)をし続けた
・痒いところに手が届くように気配りをし、お客様とコミュニケーションをとるようになった

例えば、
「今日は暑いですね~、涼んでいってくださいね~」
「この後も運転お気をつけて!」

などといった気遣いの言葉を掛けるようになったのです。

するとどうしょう。

社員さん一人ひとりが、取引先のお客様や荷積みのトラックのドライバーさんから、
ダイレクトに誉められだし、多くの笑顔を獲得されました。

外部のお客様からも、なんと!
現業部の社員さんが素晴らしいと、
会社に直接お誉めの言葉が入るようになってきたのです。

そうなんです !

彼らは多くの人から『称賛』され、職場でも『認められる』ようになったんです!!

外部からの称賛と承認が彼らを更に高みに押し上げていきました。

現場では荷積みに来る外部のドライバーの方々から
「ありがとう」
「助かるわぁ」
「ここに来るとホッとするわ~」
などと言われ、

現場には笑顔の花が咲くようになりました。

これまで、誉められることも認められることもなく、
一人黙々と仕事をしていた彼らが

もう、顔が別人になっていました。
いえ、中身も!!

数か月前…
腕組みして足を放り出して、ダラット座ってため息ついて、睨みつける怖い顔つきで
嫌々感をアピールしていた彼らはもう一人としていません。

おまけに他部署とのコミュニケーションが良くなり、会社が一丸となれたことで、
売上が伸びたことは言うまでもありません。

何より、自分の行動がお客様を変えた!という自信がついた彼らは
ナント!職場では飽き足らず、
プライベートに、更には家庭にまで、変革をもたらしていきました。

次回につづく・・・。