MCS株式会社 関 浩司 社長（其の4）
今回の対談は、MCS株式会社 代表取締役の関浩司様にご協力頂きました。
MCS様は、日本に7社しかないマイクロソフト認定のMAR事業を展開される他、RefurbishPC事業、システム開発事業、スクール事業など、多角的に事業を展開されております。
今週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。
今回の対談、私の印象に強く残ったことが2つあります。
一つは、話の合間合間に出てくる「私は本当に運が良いと思います」というお言葉。
その声から心底そう思っていることが伝わります。
そしてもう一つは、ビジネスを通して人の感情を揺さぶる感動を届けようという想い。
そのストーリーがとてもワクワクして心動かされます。
どうプラスに変換するかが運を引き寄せる
事実というのは一つしかありません。
それをどのように解釈するかは人の数だけある。
そして「運がいい人」は、物事のポジティブな側面に意識を向けることに長けている人だと言います。
つまり、何かが起こった時にその事実をポジティブに捉えて行動していくということです。
今回、関様との対談で、過去のご経験をもとにお話しを伺いましたが、友人の借金4000万円の保証人からスタートされたり、事業縮小に伴い社員の離職が続いたり、友人であった事業パートナーの裏切りにあったり、大変なことなんて山ほどあったと思います。
ただ、過去のお話をされる関様は、大変なことなんかよりも「私は本当に運が良いと思います」とおっしゃいます。
人それぞれ物事をどのように捉えるかは自由です。
もし本当に、ポジティブな側面に目を向けることで運を引き寄せることができるのであれば、あなたはどちらを選びますか？
私は運がいい人でいたいですね！
感情を揺さぶるストーリーは人の心を動かす
関様から伺った今後のビジョンのお話の中で、エモーショナルなサクセスストーリーが大事というお言葉がありました。
Flower Techのストーリーもお聞きしましたが、とてもワクワクしましたし、確かに心動かされました。
そして「ビジネスモデルに感動がないとぐっとこない」というお話も心に残りました。
スタンフォード大学経営大学院教授のジェニファー・アーカーさんをご存じでしょうか。
ストーリー戦略の第一人者として有名ですが、ジェニファーさんによると、人間は論理的な事実に比べて、物語の方が22倍も記憶に残りやすいとの研究結果が出ているそうです。
また、物語は共感性が高ければ高いほど、感情を大きく揺り動かし、行動を喚起するそうです。
事業を行う際には、沢山のステークホルダーが存在します。
その皆さんと、共感と感動で繋がるためには、数字やロジックだけでなく、エモーショナルなサクセスストーリーが大切なのかもしれません。
そしてこれは事業だけでなく、プレゼンやスピーチなどでも効果的なのではないでしょうか。
人は感情の生き物、どんな時でも人の心を大切にしていきたいですね。
今週はMCS様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきましたMCS株式会社 代表取締役の関 浩司様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。
会社情報
会社名：MCS株式会社
本社：〒111-0052 東京都台東区柳橋1-32-7 6F
事業内容：・システム開発
・グラフィックデザイン事業
・PC周辺機器輸入輸出
・RefurbishPC事業
・ユーザーサポート事業
・営業コンサル事業
