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高松 秀樹

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第46回:転売ヤー、許すまじ!

2021/10/30

「転売ヤー」とは、「希少商品を転売し、一儲けしようと目論む輩」という意味で用いられる俗な表現であり、多分に侮蔑の意味も込められています。

その言葉が、特に注目を浴びたのは、新型コロナ感染拡大による「マスク不足」「消毒液不足」に便乗した「買い占め・転売行為」で、本来は数百円程度の商品を数千円、数万円で転売するなどの行為が明らかになり、大きな社会問題にもなりました。

「そんな輩は許すまじ!」と戦っているのが、大手家電販売の「ノジマ」さんです。

その苛烈なまでの転売対策は度々Twitterなどで話題にあがります。

・PS5の抽選販売で転売ヤーを1件ずつ目視排除していた!
・新iPhone販売時には電波の使用状況を調査している!
・PS5を購入した際、その場で商品にマジックペンで名前を書いてもらっている!

などなど、「転売撲滅宣言」を掲げ、徹底的排除に向け、尽力しているのです。

購入した商品に名前を書いてもらう取組みは、「名前が記入されているだけで、買取価格が1万円ほど下がる」との裏マーケット調査によるものです。

そこには、「売れれば良い」という姿勢など微塵もなく、人気商品を「本当に欲しい方に届けられる」よう努める、利害を超えた想いが存在しています。

その結果、商品購入や抽選に時間がかかるなどの手間が生じてはいますが、ノジマさんの求めるお客様からの評判はすこぶる高まっているのです。

今後の取組にも注目したいですね!