2021/01/18
マネジメントの生みの親であるピーター・F・ドラッカー教授は成果をあげるのは才能ではない、「習慣的な姿勢」と「基礎的な方法」を身につけているかどうかであると述べています。
第5回では「習慣的な姿勢」についてお話してきました。
今回は成果をあげるために必要なもう一つの要素である「基礎的な方法」とは何か?について学んでいきます。
ドラッカー教授は「組織のニーズは非凡な成果をあげることのできる普通の人によって満たさなければならない。
これこそ組織に働くものが応ずべきニーズである。」(非営利組織の経営)と述べています。
つまり、普通の人が非凡な成果をあげられるように組織を作っていく必要があると述べているのです。
普通の人が非凡な成果をあげる為に必要な知識の一つに「基礎的な方法」があるのです。
ドラッカー教授はマネジメントの体系には4つのステージがあると述べています。
基礎的な方法は、この4つのステージ夫々で変わるのです。まずはマネジメントにおける4つのステージを見ていきましょう。
言葉の通り自分自身をマネジメントして、成果をあげることです。
自分自身がどう考え、どのように行動すれば、成果を上げることができるのか?
その原理原則がセルフマネジメントです。
このセルフマネジメントがマネジメントの中で最も重要であり、ステージ2、3、4それぞれにとっても大きな影響を及ぼします。
どらかー教授は、「自分自身をマネジメントできない人が、他人をマネジメントできるはずがない」と述べています。
また「人材育成で大切なことは模範となること」であるとも述べています。
このセルフマネジメントの基礎的な方法を身につけることが、人材育成のカギを握るとても大切な要素になっているのです。
セルフマネジメントにおける基礎的な方法は次回お話していきますね。
【今週の振り返り質問】
あなたは自分自身をセルフマネジメントして成果をあげることができていますか?