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加倉井 正和

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第1回 オモイ

2020/12/15

私は研修を実施時に重要だと思っていることがあります。
それは、受講した人が『何かしらの気づき』を持って帰れるかということです。

人はそれぞれ違いがあるように、学びのポイントもそれぞれ異なると思います。
100人いれば100通りの考え方が存在し、個々の課題や環境もそれぞれ違うからです。

私が実施する体験型の研修は、主にヒューマンスキルにフォーカスしたプログラムとなります。
簡単に説明すると、1人では解決できないようなアクティビティに複数のメンバーにて取り組みます。
そして課題を解決する過程で起こった出来事に対して振り返りを行っていくイメージです。

振り返りでは、自分自身やメンバーなどの行動事実から『あの時に何があったのか』『どんな発言があったか』『何を感じたか』など、目的に合わせたアウトプットを行っていきます。

実際、課題にチャレンジしている時に何が起こるかは予想がつきませんので、参加メンバーの行動をしっかりと観察して『誰がどんな行動をしたか』『どんな言葉が出たか』『体調に異変はないか』など、常に把握しておかなければなりません。

冒頭でも言いましたが、人にはそれぞれ違いがあるように、課題アクティビティの結果や過程、振り返りの発言などに必ず違いがあります。
参加者の状況によって、「次はこのアクティビティにしようか」「もっとチャレンジ難度を上げてみようか」などと、即座にプログラム構成を変更していきます。

様々なアクティビティを通して、1つでも『気づき』を得られるように、
また、自身の成長につながる『きっかけ』になることができればというオモイを持ってプログラムを実施しています。