2021/01/24
先週に引き続き、株式会社ジーアップキャリアセンター代表取締役加賀博様にご協力頂きました。
今週は、会社・組織が飛躍的に伸びる時をお届けします。
金山:今まで様々な企業様の支援を行ってきたと思いますが、伸びる会社の条件などあるものなのでしょうか。
リクルートで色んな企業を見てきて、伸びる企業と伸びない企業の違いがどこにあるのかいくつか共通する点があります。
経営者の生き方、考え方が根底にあって、それが従業員、管理職、外部の取引先にも影響を与えます。
経営に携わるトップ層がどういうビジョンを持っているかに左右されます。
今の売り上げを維持する、利益を出せばよいというような目標、ビジョンしかない会社では、問題が起きた時に解決方法が分からず部下を批判したり、会社を批判したり、ネガティブなことで物事を解決しようとします。
色んな課題があればこそもっとほかのやり方を考えたり、難しい問題は一番のチャンスなので、経営者の考え方、ビジョンによって結果は大きく変わってくるんです。
金山:やはり経営層のビジョンが大切なんですね。
例えば経営者、会社に良い考え方、ビジョンがあったとして、それだけで会社・組織が伸びていくものなんでしょうか。
飛躍的に会社・組織が伸びるのに必要な要素はあるのでしょうか。
一番はモチベーションですね。人も会社もそうですが、たまたま伸びるってことはないですからね。
情熱というか、こうしたいというモチベーションですよ。
同じ人間でもやる気のある時とやる気のない時は違いがありますからね。
失敗も成功も波なんですよ。波として見ていかないといけない。
そして、経営者自身がモチベーションの鏡になってあげることが大切です。
もっと波を作って、失敗したら褒めて、成功したら叱ってやるくらいその人間を見てあげることが必要なんです。褒めてあげて評価してあげると本人の満足度が高くなりますよね。
経営者がそういうところを大事だと思って日常生活の中でやりきらなきゃいけないんです。
自分でそれを命題として答えを探し続ける。そうすると同じ答えであっても深さが変わってきます。
それを絶えずやり続けることが大切なんです。そうすると必ず気づくことがありますから。
金山:人もそうですし、会社、組織もモチベーションが大切なんですね。長年のご経験から貴重なお話し聞かせて頂きありがとうございました。これから益々のご発展をお祈り申し上げます。
今週はジーアップキャリアセンター様の会社・組織が飛躍的に伸びる時をお届けしました。
次週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人・組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。
株式会社ジーアップキャリアセンター代表取締役
一般社団法人千葉ニュービジネス協議会副会長
一般社団法人就業総合支援協会理事長
慶応義塾大学法学部卒業。沖電気工業株式会社を経て、株式会社リクルートに入社。
求人情報誌「とらばーゆ」の創刊など多くの新規事業を手がけ、その後独立し現職。
これまで1,000社を超える企業の人事・組織開発のコンサルティングに携わる。
多数の大学院、大学にてキャリア教育学を専任し、年間10,000人の学生を教える実績を持つ。
千葉商科大学大学院中小企業診断士コース客員教授。
東京理科大学大学院非常勤講師。
新潟産業大学非常勤講師。
高野山大学非常勤講師。
学校法人東和学園東和IT専門学校学校長。