成長する会社には
「一流人」がたくさんいます。
「一流人」とはどのような人のことをいうのでしょうか。
今から10年以上前に、ある一流と言われるホテルで講演の仕事を控えていました。
スタート10分前にペンが足りないことに気づき、慌てて会場のそとに出たときに
ベルボーイらしき従業員の方が目に留まり、小走りで急いでおられる感じでしたが呼び止めました。
「すみません、この会場でもうすぐ公演をするのですが、ペンが足りなくて・・・」
私は恐らく
「ちょっとこちらの担当ではないのでフロントに行ってください」
とか
「自分は担当ではないのでちょっとわかりません」
と言われるのを覚悟していたのですが
私の名札を見た後、キラッとした笑顔をみせて
「豊岡様、かしこまりました。すぐにご用意いたしますので、ご安心ください。どうぞ中に入ってお待ちくださいませ。」
『さすがは一流ホテルだ!!』
このベルボーイさんを通じて思いました。
本来の自分の仕事や役割ではないにもかかわらず、急ぎの用があったかもしれないのに、
今、目の前で困っておられるお客様のお役に立ちたい。
何とかしてあげよう、
というマインドで
自分の仕事に誇りを持って一流の仕事をしている一人のベルボーイさんから
さすがは一流ホテルだと思わせられたということです。
一流ホテルで働いているという誇りを持って
いいえ、
一流の働きをしている社員がいることで、一流ホテルと言わせているのです。
まさに、会社にこのような「一流人」をつくることこそが、会社の質を高め、信頼を集め
成長していくのです。
今、もしかして、言われた事しかしないといった社員さんも
どんな人でも一流人になれます。
あなたの会社には一流人がたくさんいますか?(^-^)