新規事業を考える!
2025/03/09
今週は、新規事業についてある経営者の方から学んだことをコラムとしてお届けしたいと思います。
経営者であれば、会社の事業をスタートさせる際、どんな事業を展開するのか誰もが考えたはずです。
また、すでに事業を運営されている方であれば、次にどんな事業を展開するのかなど、様々考えを巡らせることでしょう。
先日とある経営者の方とのお話しの中で、新規事業を考える上で最も大切なことは何かについて教えて頂きました。
「誰に、何を、どのように」ばかり考えてしまう。
新規事業を考える上でよくありがちなことは、「誰に、何を、どのように」届けるかばかりを考えてしまうことだそうです。
ターゲットを考え、そのターゲットに向けた価値あるものをどう届けるか。
事業を考える上で大切なことです。
ただ、そればかり追求してしまって空回りしてしまうことは少なくないとのことです。
例えば豊富な機能を追求しすぎた冷蔵庫。
スマホと連携して庫内の温度調節や運転状況の確認ができたり、食材管理までできると言います。
提供価値ばかり考えた結果、使われない機能を備えた価格の高い冷蔵庫ができてしまう。
こういったことは、家電だけにある事ではありませんね。
いったい何が不足しているのでしょうか。
顧客が求める成果とは何か?
話しの中で一番強調されていたのは、「顧客が求める成果」についてです。
お客様が求める成果の内容、質、量によって提供価値を考える必要があるということです。
先ほど例に挙げた冷蔵庫で言うと、冷蔵庫はスマホで温度調節や運転状況の確認ができなくても、安定していつも冷やしてくれてればよいと考える顧客が多く、スマホとの連携にお金を払う人は少ないということです。
良い製品やサービスを生み出そうと必死になるがあまり、顧客が求めていないオーバースペックな製品やサービスを作ってしまう。
こういったことって身近に溢れているんじゃないかと話を聞いていて思いました。
何かを作る時、その機能や特徴、サービスに目が行きがちですが、顧客が求める成果を第一に考えるべきですね。
最後に、今回のお話しからドラッカーの言葉を思い出したので、自分自身に言い聞かせるためにも書き残しておきたいと思います。
“マーケティングは、顧客から出発する。すなわち人間、現実、欲求、価値から出発する。
「われわれは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。“
人材開発、組織開発について考える
このように経営者対談を続けることで他の経営者から学ぶことが多々あります。
そういった学びを自社にも活かせるようにしたいですし、今までの経験をもっと多くの方々にGiveできるように今後も活動を続けていきたいと思います。
その一環として弊社では、月に1社限定で、「ハチドリのはね」のメンバーと共に人材開発・組織開発について語らう「より良いアイディアツアー!」(飲み会)を企画しています!
ぜひご活用頂ければ幸いです。
詳しくは、下記ご確認の上ご連絡お願いいたします。
【対象】人(社員)の問題で悩みを抱える経営者様(人事の方もご相談下さい)
【場所】御徒町近辺の素敵な飲食店♪
【料金】無料
【申し込み方法】下記フォームよりお問い合わせください。
※月に1社限定のサービスとさせて頂きます。