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益田 和久

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第205回 メール配信

2025/02/06

昨年末から、社内DX施策の一つとしてデジタルツールの活用(検証)を本格的に始めてみました。
ホームページやFacebookは頻繁に更新していましたが、それ以外は手を付けられていませんでした。
社内でいろいろ検討して、YouTubeチャンネルを再開。
告知がうまくいっていないのか、中身が面白くないのか理由はわかりませんが、いずれにしても再生回数はサッパリなのです(苦笑)。
何事も継続は力なりなので、しばらくPDCAをまわしながら続けてみようと思います。

そしてもう一つ、今日の議題にもなりますが、メルマガを始めようとしています。
まずはメルマガ配信システムを決めるところからになります。
検索するとかなりの数が出てきましたが、要望や条件を入力すると5〜6社くらいに絞り込まれ、そのまま資料請求。
案内資料がわかりやすかった3社から話を聞いて、近日中に決定してテスト配信を開始予定です。
今回3社から説明を受けて、勉強になることが多々ありました。
その中で最も印象的だったのは「画面をスクロールさせないくらいの情報量がいい」ということ。
メルマガで「出来る限り多くの情報を届けたい」「惹きつけるようなコラムを書きたい」等、内容をどれだけ充実させるかということを考え込んでいた私にとっては目からウロコというか、とても新鮮でした。

というのは、新人研修やビジネス文書研修で展開しているビジネスメールの原則のひとつに、「出来るだけ画面をスクロールさせることなく完結すること」ということがあります。
理由は以下のようなことでしょうか。
●パッと見て内容を把握できると読むという負担が少ない(目も頭も疲れにくい)
長いメールだと、重要な部分を見落としたり、意味が伝わりにくい
短いメールは、内容の理解・把握も早く、相手も迅速に返信しやすい
スマホでの確認が多いので、スクロールの手間が少ないほうが助かる

ビジネスマナーの大原則が「相手の立場で考える、相手のいやがることはしない」ですから、「このスクロールをさせない情報提供」というのは、理に適っているわけです。
実際に、何人かのお客さんに聞いてみると、ビジネスで送られてくるメルマガについては、まさにその通りだと言われていました(趣味嗜好の関係で自ら申し込んでいるメルマガは除きます)。
内容はシンプルでいいから、定期的に配信する。
そのほうがお客様の記憶に残る上に、開封や問い合わせも結果多くなるということでした。

スクロールさせないための工夫としては、
結論(要旨)を最初に書く
1文を短くする
箇条書きの活用
添付資料や外部リンクの活用
といったことが考えられますが、これはまさにビジネス文書(メール)の基本の「キ」
発信する中身も大事ですが、どこまでも読み手の立場に立つことが大事だと再認識した今日この頃です。