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益田 和久

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第193回 インターネット環境の「使い分け」

2024/11/14

昨年5月に新型コロナウイルス感染症の位置づけが「2類相当」から「5類」に変更になってから1年半。
出張や外出も増えてきて、ビジネスパートナーからは「コロナ前に戻ったみたいね」といわれますし、私自身もそのように感じています。
新規・既存のいずれのお客さまも、事前のリモート打ち合わせから研修は現地へ出向くという流れが定着してきました。
そしてずっとオンライン対応のお客さまもいらして、(数少ないですが)直接お会いしたことがない方もいらっしゃいます。
この方々にお会いするのが、下半期の目標の一つです。

コワーキングスペースや個室ブースも増えてきました。
どこにいても、そのときの状況に合わせた”執務スペース”を確保することができます。
このようなワークスペースを使用する際の大事なポイントの一つとして、インターネット環境があります。
個人作業や重たいデータを取り扱うような状況でなければ、少々回線速度が遅くて(不安定で)も特に支障はありませんが、ミーティングだと困ります。
必然的に、自分の使いやすい”行きつけ”の場所が決まってきます。

そのインターネット環境という点で、ストレスを感じるのが新幹線とホテルです。
新幹線は、TRAIN DESK(JR東日本)やS Work(R東海)のように、仕事専用(会議や電話もOK)車両が設置されていますが、回線の安定性や速度という面からすると物足りなさを感じます。
物理的な限界もあるのでしょうが、今後に期待したいところです。
飛行機は簡単なメールのやりとりやSNS対応でしたらスムーズにできます。
私の体感ベースですが以前よりはだいぶつながりがよくなりました(あくまで私的体感ベースです)
私は元々三半規管が弱く、新幹線の中で長時間作業はできないので、最初から割り切って、簡単なメール返信や読書、ビデオ(テレビ)鑑賞をするようにしています。
周囲に聞くとストレスを感じることもあるが、インターネットに接続しなくてもいい作業に特化しているという声が多かったです。

問題なのはホテル。
私は出張先のホテルは、以前よりよく吟味して選ぶようにしてます。
机の大きさが一定以上であることは重要。
仕事柄、あれこれ広げて作業することが多いので、机は広いほどありがたい。
そして同じくらい大事なのがインターネット回線。
(定宿にしている)どのホテルも、以前に比べるとかなりよくなってきました。
リモート会議でも固まることがないので安心。
ただ諸事情から自分でホテルを選べないときや、定宿が満室で他のホテルを選択するときに、回線が不安定な状況に遭遇することが度々あります。
初めてのホテルは「運が悪かった、次回は別のホテルを」と割り切れるのですが、毎年何度か宿泊するホテルで事前に回線が不安定なことがわかっていると、行く前からブルーな気分です(苦笑)
そういうホテル限って、手持ちのWi-Fiルーターの電波の感度も悪い。
なので行く前から「ホテルで仕事はしない」と決めて、その前後で仕事(事務作業)をするようにスケジューリングをしています。
今後のビジネス系ホテルの評価には、Wi-Fiの感度が良好か否かの項目も入ってくるのではないでしょうか。

一方で、常にオンラインの状況がいいと、私のようなワーカーホリックや業務タスクの多い方は、延々と仕事をやってしまうのかもしれません。
働き方改革の一環として、業務時間外や休日に、メールや携帯に業務連絡ができなくなるようなシステムを導入した会社も増えてきました。
切り替えを明確にするからこそ、業務のメリハリも出るし、スケジューリングや段取りの精度もあがるのではないかと思います。
回線が不安定な環境をプラスの視点で捉え、オフラインだからこそできることややったほうがいいことを明確にし、トータルして生産性・合理性の高い過ごし方をしたいと感じた今日この頃です。