「純民間資本」としては現存する「日本最古の私鉄」であり、かつて「ホークス」と名付けられたプロ野球球団を所有していた「南海電鉄」が大阪観光名所のひとつ「通天閣」の運営を任されそう!との噂が。
現在の通天閣は、地元の人々の出資で「2代目」として1956年に建設されたものですが、「初代通天閣」が建設されたのは1912年。
当時の大阪に娯楽施設の「シンボルタワー」として生まれた歴史があります。
コロナ禍などで来客数は減った時期もありますが、2022年には、地上22メートルから地下1階までらせん状の滑り台を降りる「タワースライダー」をオープンするなどして、現在に至るまで地元・新世界の人々のみならず大阪人から愛される存在として親しまれています。
足元ではインバウンド需要の回復も受け、2023年4月~24年3月期はコロナ禍前を超える「約137万人」が入場しているようですが、老朽化による急務な設備投資なども考えると、長期的に発展するには、より資金力のある運営が必要との判断のようです。
売却額や時期は検討中とのことですが、額は「数十億円規模」と予想されています。
通天閣までとなるとそれは寂しい。
存続のために外資とかでなく地元の在阪企業に買ってもらえるのな
手放す側からすれば、苦渋の決断であるでしょうが、大阪の風景から「づぼらやのフグ」が消えたのが数年前。
閉鎖解体で大阪のシンボルのひとつが無くなってしまうよりは、次世代へも継承される道を選んでくれたことに多くの大阪人も納得がいっているのではないでしょうか。
通天閣、お膝元の「南海」が、どのようにリニューアルさせるのか、楽しみでんな!