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岩田 徹

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第187回 挫折経験

2024/07/12

サッカー元日本代表の本田圭佑選手。
若くから才能を発揮し、海外移籍も果たし、
長く日本代表の中心選手として活躍されました。
イタリアリーグのセリエAのA Cミランで背番号10を背負うなど、
輝かしい実績を残してきた選手です。
選手を続けながらカンボジア代表の監督を務めたり、
未来ある子どもたちにサッカーの魅力を伝える大会を開催したり、
サッカースクールを運営したり、自身でも経営を行い、
現在も多方面で才能を発揮されています。

その本田選手が以前、高校生向けの講演で、
「挫折したことはありますか?」
「あれば、それをどう乗り越えてきましたか。」
という質問をされていました。
本田選手は笑顔を浮かべながら、
「そりゃあ、もう、たくさん挫折してきましたよ。」
と答えました。
本田選手は中学生の頃、ガンバ大阪のジュニアユースチームに所属していました。
中学3年の進路選択が迫った際、残念ながらユースチームには上がれず、
石川県の星稜高校へ進学します。
またプロになってからも日々の練習、試合、移籍したチームでのポジション争い。
何度も何度も挫けそうになりながらも乗り越え、多くの実績を残してこられました。

挫折する度に心折られるようなこともある。
悩んだり、悔いたり、迷ったり、いろんな思いが頭を駆け巡る。
ただそこで何か行動を起こすことが大事。
どうしようと悩んでいても状況は変わらない。
何か自分の中で選択することで進み出す。
それはもしかしたらその道を諦める、という選択だってあるかもしれない。
それも選択すること、行動することになる。
同じ場所に立ち止まっているだけでは何も変わらない。

そのようなことをおっしゃられていました。
世界各地でトップアスリートの世界で数々の経験をされてきた方の言葉には、
やはり重みがありますね。
時には立ち止まることもあるでしょう。
ですが、状況を変えるには一歩踏み出すこと。
肝に銘じて歩み続けたいと思います。