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菊岡 正芳

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第25回 「怒りの感情の活かし方」

2024/03/25

ヒトは、「怒りやイライラ」の感情を
誰もが起こします。

「怒りやイライラ」は、ヒトであれば、
誰でも感じる自然な感情です。

自分を守るために、すでに脳に組み込まれた
メカニズムです。

敵や獲物と戦う、あるいは避けるという
原始の時代から、

闘争と逃走のための
エネルギーを高めるための
必須の感情です。


これを理解していても、

誰かの激しい怒りや
攻撃的な言葉を受けたり、

自分のイライラした気持ちと
向かい合ったりすることは、

本当に辛いことです。


したがって、
「怒りの感情の活かし方」って
そんなのあるの?
嘘じゃない!

と思われるでしょう。


「怒り・イライラ」の感情は、
実は、私たちを新しい行動に
向かえば良いことを教えてくれています。

「怒り・イライラ」の感情は、
私たちの限界がどこにあり、
私たちがどこに向かいたがっているのかを
教えてくれます。


私の事例を話しますと、

満員電車に乗っていると
イライラします。

ちょっとぶつかったり、
押し合いが酷いと
小さな怒りの感情が
湧いてきます。

この満員電車と
イライラ感・小さな怒りが嫌で、

早起きして、早い電車に乗っています。

自分のスペースを確保して、
本を読んでいます。

とても辛いイライラの時間、
痛勤電車が、

楽しく充実する読書の時間に変わっています。

更に朝早くカフェで、ブログやメルマガなどの
書き物を行なうこともあります。


満員の通勤電車に乗りたくないという
「イライラ・小さな怒り」が
私に新しい習慣を作ってくれました。

頭の冴える朝の時間に、クリエイティブなことを行うと
生産性が高まるということを教えてくれました。


次のような事例があります。

わかりやすいプレゼン資料が作れない、
結論から先に話せない。

コーチングで、クライアントに
適切なタイミングで、
相互作用のある(インタラクティブ)
質問がうまく出せない。

ワークショップで、わかりやすい
適切な指示がだせなかった。

このような場面では、自分のいたらなさに「イライラ」します。

「まだまだだ!」という小さな怒りが自分に向けられます。


そうです。
このイライラ・怒りは、
もっと学ぶんだよ、体験するんだよ、
能力を高めるんだよ、
現状に満足せずに成長するんだよ、
ということを教えてくれています。

現状から脱却し、
新しい行動をとる、新しい世界に入る、
新しい人生を歩むことを、教えてくれます。

「怒り・イライラ」が教えてくれること、
に耳を傾けてみませんか?

「怒り・イライラ」が教えてくれる
新しい行動を、一緒に探してみませんか?