第155回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2024/02/04
株式会社アンシャントマン 代表取締役社長 松山 秀俊様(其の3)
今回の対談は、株式会社アンシャントマン代表取締役社長 松山 秀俊様にご協力頂きました。
株式会社アンシャントマン様は、世界中にマンガ文化の芽を花開かせ、人々が作品を通じて共感しあい、魅了しあうことで友好の輪を広げていく社会を創ることを目指しマンガ文化事業を展開されております。
今回は松山さまが描く今後のビジョンについてお話を伺います。
金山:先週は創業から現在までの歩みについてお話を伺いましたが、今後描いている夢やビジョンなどあればお話し頂けますでしょうか。
テーマパークを造りたい!?
そうですね。
やはりテーマパークを造りたいと思っているんです。
テーマパークといってもバーチャルな時代なので、箱さえあればよいというものですけどね。
例えば脱出ゲームというのを時々遊ばせてもらいますが、ちょっと広い部屋ぐらいのスペースなんですよね。
なのに大人が2,3時間そこで遊べてしまうんですよ。
それもアナログで、みんな自分が動いているわけですよ。
これって面白くないですか?
これをバーチャル空間にしてしまって、ゴーグルもかけず裸眼で見てマンガのストーリーが裏にある。
それで、マンガのストーリーの主人公の目線になったり、脇役の目線になったり、広い目線になったり選択できるようなゲームを創りたいと思っています。
USJのスパイダーマンのアトラクションも同じことをやっていると思うんです。
スパイダーマンってやっぱり飛び回る感じなんで、すごい乗ってる乗り物が動くんですけど、実際映像効果ですごく動いてるように見えるんです。
何十メートルも動いてるように見えますけど、実は3メートルぐらいしか動いてないと思うんですよ。
こういうものって映像効果で体感できてしまうんですよね。
空中に映像を映す技術も出てきてますし、AIを使って様々な映画も作れますし、バーチャルなテーマパークを何カ所も造りたい思っています。
しかも期間限定でもいいんですよ。
昔の感覚で言ったら、ディスクを入れ替えるように、カセットを入れ替えるように同じ空間で様々な体験ができるようにしたいんです。
金山:めちゃくちゃ面白いですね!
スペースを必要としないテーマパークですね。
アンシャントマンはお助け業!
そうです。
大きな施設造ろうと思ったらお金も時間も沢山かかるじゃないですか。
それで、失敗したら全て台無しですし、そういったリスクも背負わなくて良いんです。
さらに言うと、そこがその施設の所有者の利益にもつながったり、レベニューシェアができたりしたらと思ってますね。
だから、基本的に弊社はお助け業なんです。
中小企業の収益のお助け、そういった施設を持っている方のお助け、さらには地域活性化のお助けができればと思っています。
実は私、島根県とご縁がありまして、島根県のキャラを2体ほど作らせてもらったんですけど、神々の国ですごい日本人にとっては大事な場所ですよね。
神話の古事記で言ったら一番のメインは島根県の神々なんですよ。
なのに、島根県に行ってその風景があるかって言ったら、古びた神社がいっぱいあるだけで、特に別になにかあるわけじゃないんですよ。
それを体験できる施設を、全天候型で屋内に造ったら観光スポットとして地域の活性化にもつながるんじゃないかなと思うんです。
キャラグッズで収益も地元に落とせますしね。
金山:松山さんのテーマパーク構想とても面白いと思います。
そして近い未来実現しそうな気がします。
その時を楽しみにしております。
この度は対談へのご協力、ありがとうございました。
これから益々のご発展をお祈り申し上げます。
今週は松山様に今後のビジョンについてお話しを伺いました。
次週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づきをお届けします。
会社情報
事業所名:株式会社アンシャントマン
所在地:大阪市西区西本町1-4-1
オリックス本町ビル4F
事業内容:
1.採用のマンガカルチャー
2.営業PRのマンガカルチャー
3.士業のマンガカルチャー
4.海外進出のフランス・マンガカルチャー