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菊岡 正芳

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第16回「人に仕事がついています。役割分担をどうしたら良いでしょうか?」

2024/01/22

組織では、仕事のエキスパートを
育成することが、業務の効率化に
つながる等のメリット面から、

同じ人が長年同じ業務を担当することが
多くなります。

一方、デメリットとしては、
次のようなことが考えられます。

その人のやり方に固執する。
新しいやり方に取組みにくくなる。

新しい能力開発が疎くなる。

もしかすると出入り業者との
癒着が生まれるかもしれない。

上長としては、やり慣れた人に
任せておくと、実は楽ですね。


楽な仕事ばかりでは、
メンバーの成長度が小さくなりますね。

対話型コミュニケーターとしては
どう取り組みましょう?

次のように考えてみました。

・まずは、個人についているといわれている
 仕事を行っている人が、
 本当に満足しているかを確認する。

・その人の成長を一緒に考える

・チーム全体、会社全体の成長のためには
 どうしたら良いか一緒に考える

・チーム一人一人の成長への考えを持ち寄り
 どのような役割分担、役割交替が良いかを
 話し合う

よくありがちなやり方としては、
長くなったので組織移動や役割交替を事前に決めておいて、
通達するということ。

決定前に十分な対話はなく、
決定後の対話が殆どです。

この時に人事上のトラブルが発生する
ことが大変多いですね。

十分な対話は、
人事上のトラブル発生も防げます。

トラブルを防ぐことは主目的ではなく、
メンバーの成長を願い、支援する
対話を行いたいですね。

メンバーの成長、
チームの飛躍的な成長につながる
役割分担、役割交替ができるといいですね。

まずは、現状を聴く対話から
始めてみるのが良いのかと思います。