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菊岡 正芳

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第15回「ネガティブな意見をよく言うメンバーの対処法」

2024/01/15

リーダーとしては、
メンバーとの打合せで、
いろんな意見が出てきたとき、

また次の行動に向けて進もうと
決めたいときに、

ネガティブな意見が
メンバーから出てくると、
以下のような気持ちが出てくることが
多いですね。

・水を差すことになる

・収束してきていたのに、
 また戻るかも・・・

・せっかくやる気が高まったのに
 実行に向けての勇気がくじけてしまう

もっともな意見です。
私もそうでした。

チームリーダーとして、
とても嫌な気持ちになった経験が
あります。

どのように対応・対処しましょうか。

今までの学びでは、
次のように考えていました。

ネガティブな意見を出す人は、
その人の個性であり、
大切な側面であること。

また、ネガティブな意見は
アドラー心理学の全体論から考えると
ブレーキ役であり、必要な意見であること。

ネガティブな意見・ブレーキを考えることで
安全かつ有効な、創造的な、
新しい方策・戦略等が
生まれる可能性があること。

いくつかの対処法・対応法があります。

ミーティングの場合には、
事前対応と当日対応に分けて
対応できます。

<事前対応>としては、
次のような行動が可能です。

・あらかじめ相談するので、
 あなたの貴重なブレーキ役としての
 意見を事前に(今)聴かせてほしい

・表明したネガティブな意見に対して
 一緒に対応法を考えて欲しい
 または、その場で考える

・ネガティブな意見は、
 リスク対応として、前向きな発言として
 当日話して欲しい

・あなたのリスクに対する意見を表明して
 いただく時間を設けるので、
 皆が合意する前に表明して、
 合意後は、納得して欲しい

<当日対応>

・事前に打ち合わせたように、
 リスクの意見、反対意見の時間をとる

・事前に思いつかなかった意見も
 必ず話して欲しい旨を皆と共有する

・リスク・反対意見に対して、
 皆でその対応方法を考える
 皆で新しい案を考える


・最後にリスクを踏まえた、
 戦略・方策等が出来たことを
 皆で讃えあう。

・リスクを踏まえているので、
 やる気が高まったこと、
 すぐ行動できることを
 確認しあう


いかがでしょうか。

是非、一つでも取り入れていただけると嬉しいです。

メンバーと上記の方法で対話を行って、
どうだったか教えて抱けると嬉しいです。