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益田 和久

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第148回 デジタルツールとの共生

2024/01/04

あけましておめでとうございます。
本コラムを寄稿するようになって4年目に突入しました。
優れたコンサルタントの方々と名を連ねた場所で、自己表現の機会を継続して提供いただけることに感謝します。
併せて令和6年能登半島地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
オンラインに関する発信をしている立場から、デジタルの力で微力ながらでも支援できることはできないか模索したいと思います。

年末は30日まで仕事でしたので、大晦日からようやくお休みモードに。朝起きていつもの通り犬の散歩を終え、帰宅してから“さあ、今日は何からしようかな”と思いつつテレビをつけると「孤独のグルメ、一気見」をやっていました。元々好きな番組なので、そのまま見入ってしまい、気がつけばお昼になっていました。(苦笑)

貴重なお休みの午前中をテレビ視聴でムダに過ごしたわけではありません。
「孤独のグルメ」をご覧になった方ならわかると思いますが、主人公の井之頭五郎は、お店を検索するときにスマホもPCも使いません。
仕事で訪れた先の周辺を短時間でロケハンしながら、自身の直感だけで美味しい店を探り当てていくわけです。
原作漫画ありのテレビ番組とはいえ、この時代に“ググらずに”お店を探す姿勢はある種の感銘を覚えます。

今の時代、“ググる”ことを前提にして物事を進めています。
以前のコラムでも、“ググる”ことの効用について書きました。
情報の正確さや新しさ、自身への有益さなどは自己責任で判断しないといけませんが、判断材料を素早く入手できるという点では、この“ググる”という行為は文明の大きな進化だと思います。

元来インターネットは、世の中の格差やハンディキャップを埋めるために大きな役割を果たしています。
地方の不便な地域に在住でも、首都圏と同じように情報は入手できます。
世界中の誰とでもフェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションをとることができます。
欲しいものは(到着までの時間に差はありますが)何でも買えます。
動画コンテンツもほとんどのものが視聴できます。
情報コンテンツについては、検索や活用の方法次第では。無料のものが数多く入手できます。
一昔前を考えると、インターネットの進化により、自分たちが思っている以上に便利な生活をしていると思います。

そういった現状において、孤独のグルメの井之頭五郎を見てふと思いました。
インターネットを活用するのはいいが、インターネットに頼りすぎていないかなと。
インターネットを使い始めたときは、自分で考えたり調べたりする過程で、どうしてもわからないことを検索していたと思います。
その頃と比べて仕事の進め方やライフスタイルも変わっていますので一概にはいえませんが、今は最初からインターネットの答えを求めていることがほとんどです。
おそらく自分で考える力は確実に落ちていると思います。

そういった点も踏まえ、今年はインターネットとの向き合い方も変えていかなくてはと思いました。
自身の知的好奇心をベースに、思考力や直感力を十分に働かせた上で、そこにインターネットの力を加えていく。
自身の能力とインターネットの力が相乗効果を生み出すような使い方を考えたい。
そして本コラムでもそれを発信していきたい。
そう感じた元旦でした。
本年もよろしくお願いします。