株式会社Feeps 代表取締役 寺田 正哉様(其の4)
今回の対談は、株式会社Feeps代表取締役 寺田 正哉様にご協力頂きました。
株式会社Feeps様は、効果の無い薬は処方しない、短期的には効果が出ても長期的に副作用のあるものは処方しない、常に誠実な医者のような存在でありたいをモットーにIT業界向け研修サービスを提供されております。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。
今回対談の中で一番印象に残ったのは、理念を表現したその社名と理念に基づいたサービスづくりです。
会社理念を表した「Feeps」という社名
まずはFeepsという社名に込めたその想いがとても素敵だなと素直に思いました。
まずは楽しくやろうという「Fun」、そして効果的でかつ効率的という「Effective」と「Efficient」。
次に実践的、「Practical」。最後に終わって皆さんでシェアリングスペシャルスマイルの笑顔で終わりましょうという「Smile」。
そのすべての想いを合わせて「Feeps」という社名にされたそうです。
寺田さん自身が講師として研修をする際に大切にしていることでもあるそうですが、楽しく学ぶ中でも効果と効率を追求して、さらに実践的。
最後はシェアリングスペシャルスマイルで終わりましょうというのは会社としてのスタンスそのものですよね。
社名やサービス名に息を吹き込むことで、お客様にはもちろん、社員やその他ステークホルダーにも想いが届くのではないでしょうか。
理念に基づいたe-learningサービス
次に印象に残ったのは、e-learningサービスです。
動画でのコンテンツ配信が当たり前となった今、e-learningサービスというのは珍しくないでしょう。
ただ、寺田さんが描くe-learningサービスは、理念に基づいて作っています。
特に実践的という部分では、他のe-learningサービスでは実現できなかった部分だと私は思います。
動画を見ながら個々人で学ぶe-learningは、受動的になりやすく実践から離れていることが多いのではないでしょうか。
そういった課題を、協力会社からソースコードを提供してもらうことで実践的に学べる環境を提供しております。
リアルなプロジェクトに参画しながら実践的に学べる環境があることで、高い学びの定着率にもつながる。
とても現場視点で考えられたサービスですし、合理的な学習スタイルだと思います。
有名なお話しですが、「ラーニングピラミッド」というものをご存じでしょうか。
アメリカの研究機関が発表した学習方法と平均学習定着率の関係を表したピラミッド(図)です。
講義、読書、視聴覚(ビデオ・音声による学習)、実演、グループ議論、自ら体験する、人に教えるなど、様々な学習方法と平均学習定着率をピラミッドで表しています。
「ラーニングピラミッド」を見ると、学習定着率を高めるためには能動的学習が有効とされていますが、Feeps様の研修はe-learningでありながらリアルなプロジェクトを自ら体験することのできるものですので、学習定着率の側面から考えてもかなり効果的で効率的であることが分かります。
理念を掲げる会社は多くあります。
ただ、その理念を実践している会社はそう多くはないでしょう。
理念を中心に事業を推進する姿に感銘を受けました。
今週は株式会社Feeps代表取締役 寺田 正哉様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきました寺田 正哉様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。
会社情報
事業所名:株式会社Feeps
所在地:東京都渋谷区渋谷 1–1–3 アミーホール 503
事業内容:
・研修サービス
・育成コンサルティング
・教材開発
・講師派遣
・システム開発
・クラウド構築