「あなたは社員を『指示待ち社員』にしていませんか?」
「え!?何言ってるんですか?
社員が指示待ちで、自ら動こうとしないんですよ」
と言いたくなる会話ですよね。
・社員が言ったことしかしない
・自ら考えて動かない
・やる気が見られない
など
どんな経営者さんも
こう言った悩みをお持ちになったことはあるはずです。
でも、
それが、まさか、自分がそう言う社員を作ってしまっていたなんて
誰が考えるでしょうか。
私の過去のクライアントさんのお話ですが、
その会社の社長さんはとってもよく気のつく方で、
「うちの社員は素直で良くやってくれる社員ばかりなんですよ〜」
とおっしゃるほど
社員さんのこともとても大切になさっていました。
しかし、
・自分で考えて行動できない
・言われたことはきちんとできるが、それ以上がない
とのお悩みをお持ちでした。
研修がスタートして
「言われたことしかしない」と言う原因がすぐにわかりました。
どういうことかといますと、
研修の初日、
外部で研修会場を借りていたので、
テーブルを並べたり、資料を配布したりと準備をしていた時に
その よく気のつく社長は
「〇〇さん、これして」
「〇〇さん、こうしようか」
「〇〇さん、窓は少し開けてくれるかな」
「〇〇さん、あのようにして」
と、
当たり前のように、社員さんに細かく指示を出しているのです。
見ていると
言われた通りに動き、言われたようにやっているんですね。
しかし、どうでしょう。
会社の中でも、
常に、
「これしてください」
「このようにお願いします」
などと、指示を与え続けていたら、
どんな社員になると思いますか?
そうなんです。
自然と
「受け身」
になり
「自ら考えない」
「指示待ち社員」が誕生するんです。
常に指示を与えてくれるので、
その指示を待っているのです。
余計なことをすると、社長の言われたことと違ってはいけない。
言われるまで待っておこう。
“お利口さん”の社員を作ってしまうと言うことです。
もちろん、社長はなんの悪気もありません。
気がつくから、
ただ、よく気がつくからこそ、
先回りして、その都度、言ってしまっていたのです。
上司からの指示を待つようになると、
「考えなくなる」 のです。
指示待ち社員はこうして生まれるとうわけです。
では、
どうすれば良いのでしょうか。
答えを言いますね。
「指図は不要」
好きにやらせてあげることです。
いちいち、指図を与えなくて良いということです。
そうすると
「言わないと、やらないじゃないか。」
と思うかもしれません。
そうですよね。
では、
この続きは次回お話ししていきたいと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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