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豊岡 厚惠

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第55回 コミュニケーションが取れない中でのとっておきの話 その3

2023/03/15

前回のお話の「普段の話の聴き方」はやっていただけましたでしょうか(^-^)


普段なかなかコミュニケーションの時間が取れなくても、「部下との関わり方」を見直していくだけで、関係性が良くなるというお話をさせていただいてきました。


そうなんです。
わざわざ時間を取らなくても、

普段の関わりを見直すことで、信頼関係が築けてしまう。

そんな
「とっておきの話」をしてまいりました。


一つ目が

「普段の挨拶を見直す」

ということ。
(詳細は2つ前の投稿をご覧くださいね)


そして
2つ目に

「傾聴の仕方」

わざわざ時間をとって聞かなければいけないのではなく、

報告に来た際や、何か話しかけられた時の聴き方のことです。

こちらも詳細は前回の投稿に書かせていただきました。


部下との関係性が良くなることって、

実は、時間をたくさん取らなければいけないとか

面倒だと思うことは何もなく、日頃のほんのちょっとした一コマにあるのだということです。


さて、次に3つ目をお伝えしたいと思います。


それは、


「できないことより
できていることを『承認』する」です。

誰でも不十分なところもあります。

しかし、その部分にダメ出しするだけでは、信頼関係は深まりません。
 

信頼関係を構築するためには、

『承認』が必要です。
 

承認とは、『できているところを 指摘すること』。

よく、 

「褒めるのが苦手で…」という方がいらっしゃいますが

承認  イコール 

褒めるではないんです。


褒めることができるに越したことはないですが、 

できている所について

「事実を指摘する」

だけでも

承認したことになります。
 

人を承認することができれば、

「この方は、ちゃんと見てくれている。わかってくれている」

という安心感が生まれ、

それが信頼関係に繋がっていくんですね。
 


以前、ある社員さんからこんな話を聞きました。
 
なかなか仕事がうまくいかず、成果が出せていなくて
「この仕事は自分には向いていなかもしれない、辞めようかと思い詰めていた」

とのことでした。

そこで、ある時
上司に、
「自分は仕事ができないし、成果も出せていません、すみません」

と言われたところ、その上司は
「〇〇さんは□□□□と、△△△△は、できているよ」

と言われたそうで、


その言葉で
「この上司は、こんな自分でも、できているところを見てくれていたんだ」

と嬉しくなって
辞めるのを思いとどまれたと言っていました。
 


『承認』は難しいことではありません。

シンプルに、「これはできているよ」と指摘するだけです。


 そのためにはどうすれば良いでしょうか。

まずは、

「自分目線を外す」

ということが大切ですね。


経営者や、管理職から見ると、「できていて当たり前」であったり

それくらいのこと・・・・

と思いがちです。


しかし、そのような自分目線でいると、保d¥トンドのことが、「できていない」に
写ってしまいます。
部下を育成しようと思えば、一足飛びにはいきません。


できているところを見てあげる。
そして、それを承認する。

それだけで、本来持っている能力が発揮していくきっかけになるはずです。


部下をよく「観察して」

できているところを見つけて承認してあげてください。


是非
これまでのことを「実践」してみてください。


そうすると、必ず何らかの変化が現れますよ。


その代わり、1度だけで終わるのではなく、


しばらく意識をして続けてみることです。


その際に、気をつけることがあります。



相手に、「〇〇させるためにする」

という気持ちではなく、

相手が良くなってもらうために実践するということです。

よく、「これをするから、こうしろよ、」

なんて、

Give&Takeの精神でしてしまわれると、

実は、

その「こうしろよ」の方が伝わってしまいますので、注意が必要なんです(^-^)



長くなりますので、今回はこの辺りにして

次回のお話も楽しみにしてくださいね。



今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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