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高松 秀樹

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第106回:やめられない、とまらない「社内報」

2022/12/24

「やめられない、とまらない」は、「カルビー」さんの「カッパえびせん」のキャッチコピー。
親しみのあるフレーズは、スナック菓子のみならず多くの人の記憶に残る名コピーです。

「かっぱえびせん」の発売は、1964年。公式的には1969年からこのコピーを用いたCMが始まったとされているようですが、それより少しばかり先の1960年から、カルビーでは、「社内報」が創刊され、現在まで60年以上にわたり発行されています。

スタート時は、「かっぱかっぽ」。
以降「かるびー」、「CALBEE」などと名前を変え、グループ報となった現在は、「社内の一体感」を一層深め、永遠に幸せの輪が繋がってほしいとの想いを込め、「Loop」の名付けられているとのこと。

その中のひとつに「カルビトの流儀」なる人気コーナーがあり、仕事上での「ほろ苦い経験」からの「気づき・個人の仕事観」などが紹介されています。

なかでも私がお気に入りなのが、様々な商品の「開発秘話」。

ぜひご覧になっていただきたいのですが、こちらでは、「じゃがりこ」について紹介します。

「じゃがりこ」といえば、「食べだしたら、キリンがない」というダジャレコピーも有名ですが、こちら、当初、広告代理店から、「容器になんらかのキャラクターを載せましょう」との提案があり、いくつかの候補が上がってきたものの、、ピンとくるものがなかったようで、、、

当時のご担当者さんが、チラッと見た絵コンテに描かれていたキリンを見て、「仕方がないからキリンでも載せておこうか、、」と呟き、それに対して、開発者さんが「食べだしたらキリンがないですものね」と返したことが始まりだったようですw

この開発者は、山崎さんという方で、マーケティング本部長、研究開発本部長などを歴任され、2021年3月に定年退職されています。

そのように退職したOBなども招いて「歴史・文化」を社内に浸透させているのですが、素敵な取り組みですよね。

これからも社内報は、「やめられない、とまらない」のでしょうね!