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岩田 徹

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第8回 別れても好きな人

2021/02/05

ニューヨークヤンキースに所属していた田中将大投手が8年ぶりに日本球界に復帰しました。

もう一度国内で田中投手が見れるとは思ってませんでしたので、今シーズンのプロ野球観戦に一つ楽しみが増えました。

コロナウイルスの影響が大きく大リーグも経営状態が逼迫。
ヤンキースもできることなら田中投手と契約したかったでしょうし、他のチームも、通常であれば欲しかった選手でしょう。
実際に15億円とも言われるオファーもあったようですが、最終的には東北楽天を選択しました。

大リーグの7年間で平均年俸20億円とも言われる田中投手。
年俸は大きく下がるかもしれませんが、安心して野球に専念できる環境を選ばれたのかもしれません。
日本に戻るなら楽天、という強い想いもあったと思います。

高卒で入団しチームを日本一に導き大リーグへ移籍。
移籍後も日本国内の自主トレの際は球団も施設を開放するなど交流を継続。
背番号18も準永久欠番。
田中投手への敬意と誠意が表れています。

東日本大震災から10年の節目の年に外部環境の影響も大きかったですが、日本球界へ復帰するというストーリー。
東北の皆様、プロ野球ファンの皆様に勇気と希望を与えてくれることを期待しています。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

経営を続けていく上で、人材の新陳代謝は必ずあります。
入社する人材もいれば、退社する人材もいるでしょう。

田中投手のような圧倒的な人材はなかなかいないかもしれませんが、手塩にかけて育てた人材が何らかの理由で会社を離れても、継続的に関係性を持てる状態でしょうか?

離れた人材は味方になってくれるでしょうか。
はたまた敵になるような存在でしょうか。

離れてからの関係性構築は困難です。
入社時、在籍時にいかに強い絆で結ばれるか。
そこが大切なんだと思います。