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星 寿美

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第227回 75歳、押しの強烈すぎる社長に遭遇した話

2025/09/08

超〜久しぶりに出会いました、このタイプ。
人間観察が大好きな私は、つい興味が勝ってしまい…、タイマーをかけて、きっちり15分だけお茶をすることにしたのです。

その日、私は日傘をさして会合に向かっていました。
すると、前から歩いてきた男性に突然声をかけられたんです。

「綺麗だね!可愛いね〜!」

現れたのは、日焼けして自信満々なお爺さん。

「感じいいね、素敵だよ。ちょっとお茶しない?」
「いや、これから会合なんで…」
「名刺だけでも!」

気づけば名刺交換。
年齢は75歳、不動産業を40年やってきた社長さんだそう。
態度はやけに堂々としていて、自然に「ありがとうございます」と返してしまった私。
そこからまさかの展開へ。

人間観察が好きな私は、押しの強烈さと観察欲が相まって、結局お茶することに。
しかも、コーヒー代はこちら持ち!

(これは、何かの心理作戦か、それとも、試しているのか?別にコーヒーを奢るくらいは、こちらが観察したいだけ、だからいいけれど。)

理由を聞けば「俺の話を聞けるんだから、奢る価値はあるでしょ?」とのこと。
この時点で私の人間観察スイッチはフル稼働。

そして、会話はどんどん加速していきます。

「女はバカだ!○玉がついてないからダメなんだ」
「俺が成功の秘訣を教えてやる」
「1週間以内にお前は俺に会いたくなる!」

……いやいやいや(笑)

私はつい、「そんなに押しが強くて嫌われないんですか?」と直球質問。
すると彼は、にかっと笑って大満足。
むしろその質問を待っていたかのよう。

観察するにはもう十分すぎました。
同じ75歳でも、変化に柔軟で、年齢を超えて学び合い成長し合える素敵な人を私はたくさん知っています。
だからこそ、彼の姿がだんだん哀れに見えてきたのです。

それでも彼は最後まで自信満々。
「お前、かわいそうだな。でも俺に会ったから大丈夫だ」

いやいや、全く必要ありません(笑)

15分の観察アトラクションはここで終了。
ただひとつ強く感じたのは、「自分だけがすごい」「自分だけが正しい」という思考の危うさです。

こういう人はトラブルを呼び込み、周りを疲弊させてしまう。
戦って勝つことに価値を置いている限り、本当の意味でのつながりや幸せは得られません。

本当の幸せは、人を打ち負かすことじゃなくて、お互いを尊重し合い、支え合える関係の中にあるんですよね。
時代が変わっても、ここだけは普遍の真実。

とはいえ、もし上司がこんなタイプだったら?どう心を保ち、どう自分を活かして働けばいいのか。
そのヒントになるかもしれません。
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