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加倉井 正和

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第193回 新たな発見

2024/08/20

8月も残り10日あまり。
夏季休暇や夏休みの中で、何か新たな発見などはありましたでしょうか?

夏休みといえば宿題。
その中でも悩まされるのは「自由研究」。
答えがある課題と違って、テーマや計画を決めて最後まで行動することが求められます。

自分でやることを決めて、最後まで成し遂げる。
その経験をするのが、自由研究の目的なのかもしれません。

何事も成長するには、経験は重要な要素です。
知識としてあっても、実際にやってみると疑問をもつことがあるかもしれません。
その疑問について、答えを求めるのではなく自身で解決していく経験。
興味関心や好奇心に基づき、自発的に考えて課題を解決していく行動。
ビジネススキルとして求められる「主体性」や「課題解決能力」に繋がるのではないでしょうか。
また、新たなアイデアなどは「イノベーション」を生み出すきっかけになるかもしれません。

好きなことや熱中できることを見つけ、納得いくまで掘り下げること。
そんな経験を積み重ねることで、スキルが身につき能力向上につながっていくのではないでしょうか。

以前のニュースで、小学4年生が「ニホンオオカミの剥製標本を見つけた」という記事をみました。
きっかけは、博物館の隅っこに展示していた剥製がニホンオオカミではないかと疑問をもったことからはじまります。
ちなみに、絶滅種であるニホンオオカミの剝製はこの時点では世界に五体しかありません。
小学2年生からニホンオオカミについて興味を持って調べていたこともあり、その疑問を解決しようと行動した結果、「ヤマイヌの一種」という記録が誤りだと判明しニホンオオカミの剥製だと判明しました。
もちろん、1人ではなくいろいろな人に協力をしてもらいながら、中学2年生には論文を発表しました。
個の成長だけでなく、他者との関わり方についても経験を積めたことが素敵ですね。

少しの「きっかけ」が自身の行動を変えることにつながります。
そんなチャンスを見逃さない為にも、様々なものに興味を持つことも必要かもしれませんね。