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益田 和久

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第13回 「読み物」もオンラインで

2021/06/03

みなさんは、本を買うときは紙の本、電子書籍のどちらで購入されるでしょうか?
最近は電子版対応の書籍がほとんどですし、雑誌や漫画の読み放題アプリ(サービス)も充実してきたので、電子版で読む方も増えているのはないでしょうか?

新聞も電子版を利用される方が増えてきたようで、朝晩の通勤電車で新聞を広げている方が少なくなり、スマホやタブレットで読んでいる方を結構見かけます。
ただ新聞については、そもそも若い人が新聞を読まなくなり、インターネットのニュースサイトからの情報収集に偏っていることも要因ですが、いずれにしても、オンライン上で情報収集をする人が増えていることは確かです。

私は、以前から出張が多かったので、日経新聞の電子版がリリースされた直後から、契約をしていました。
定期購読しているビジネス雑誌も全て電子版に切り替えました。

仕事上の資料作成のときに、新聞や雑誌の記事を使いたいときは、以前ですと、ハサミやカッターで切り取ってスキャンデータ化をするという手順を踏んでいましたが、電子版なら、その作業もオンライン上であっという間にできてしまいます(*著作権は侵害しない範囲での対応です)

また、パートナーに共有したい記事があるときには「プレゼント機能」を使って共有しています。
お気に入りの記事やページはクリップしておけば、後からじっくりと閲覧活用ができるわけで、以前は週末にまとめてやっていたスクラップ作業の手間が一切なくなり、ホントに楽になりました。

保存するときのファイル名やタグ付けをしていれば、検索も楽にできます。
仮にファイル名やタグ付けが雑だったとしても、最近ではOCR機能も精度が向上してるので、検索に困るようなことはないと思います。

書籍はどうでしょうか?
私はKindleこそ雑誌購入などで利用していましたが、書籍だけは、紙で買うことが多かったです。(実際電子版に対応していないものもあります)

理由は紙のほうが今までも慣れもあるのでしょうが、物理的読みやすいことと、指でめくったり、しおりを挟み込んだり、大事なところには線をひいたりして、精神的にも「読んだような気分」があったからです。
ただあるとき、Kindleを使いこなしている方の記事を読んだときに、一定の衝撃を受けました。
電子書籍は紙と何ら遜色のない、むしろ機能をフルに使いこなせば、紙よりも圧倒的に便利で、付加価値のあることを再認識して、そこからはKindle版に変えています。

大事だ思ったところはマーキングできますし、必要に応じてマーキングの色も変えられます。
また、わからない言葉はその場で「ググる」こともできますし、気づきや疑問などは、メモすることもできます。
ですから、機能をフルに使いながら一読すると、記載された内容以上のインプットがありますし、データとして残っているので、アウトプットもしやくすくなっています。

一方で、書籍や雑誌を電子版にするようになって、気になっていることが「読み忘れ」です。
仕事柄、いろんな書籍や雑誌に目を通す必要があるので、机の上に置いておいて「積ん読」にならないようにしていましたが、電子版だと「物体」として目に触れることがないので、忙しかったりすると、読むことを忘れがちです。

また、スマホやタブレットでいつでも読めるから、逆に「そのうち、あとで」となってしまうかもしれません。
このあたりは、自分の意識次第なので、リマインダーをかけるなど、ちょっとした工夫で解消しそうですし、毎朝、新聞の電子アプリを無意識で立ち上げるように、生活習慣にすることも一つだと思います。

いずれにしても、電子書籍は、これからの時代の「読み方」として、定着していくのは、もうすぐにそこまできていると思います。

新聞、雑誌、漫画を、アプリで読んでいる方は、是非書籍もKindleのすごい機能を通して、読んでみてはいかがでしょうか?