上司であるあなたは、チームメンバーそれぞれの強み・得意を把握し、
それぞれに役割を与えることでチーム力が最大化する
というお話しをしました。
それぞれの強みや得意がわからない・・・という方は、
今すぐ紙とペンを用意して書き出してみましょうとお伝えしましたが
書いてみましたか?
今回は、一人一人の強み・得意をさらに伸ばし、チーム力をもっと上げる方法
についてお伝えします。
そのキーワードは、「フィードバック」です。
フィードバックと聞くと、ダメなところを指摘して直させるというような
イメージがあるかもしれませんが、そうではありません。
実は、相手をさらに成長させる重要なコミュニケーションツールなのです。
ここでは、効果的なフィードバックの仕方5つのポイントをお伝えします。
ポイント1:ベストタイミングで行う
フィードバックのベストタイミングは、問題が発生した直後です。
時間が経つと記憶が曖昧になり、誤解が生じる可能性があります。
また、定期的な1on1ミーティングの場を活用するのも良いでしょう。
ポイント2:具体的な内容を伝える
「頑張っているね」などの曖昧な表現ではなく、
「今日のプレゼン、論理的な構成で分かりやすかったね。特に、データを使った説明が
印象的だったよ。」
のように、具体的な行動や成果についてフィードバックしましょう。
具体的に伝えることで、相手は自分の強みや改善点を知ることができます。
ポイント3:双方向のコミュニケーションを大切にする
フィードバックはキャッチボールです。相手に質問して、答えを引き出し、その答えを
じっくり聴く。相手の話しをよく聴くことで、より深い理解と信頼関係につながります。
ポイント4:ポジティブなことから始める
人は誰でも認められるとうれしいです。まずは、相手の良いところを認めるように
ポジティブなフィードバックから始めましょう。
その後に、改善点を具体的に伝えることで、相手も受け入れやすくなります。
ポイント5:一緒に改善策を考える
問題点の指摘だけでなく、一緒に改善策を考えることがとても大切です。
「こうすればもっと良くなると思うんだけど、どう思う?」
などと、相手に問いかけることで、主体的に問題解決に取り組んでもらうことが
できます。
特に女性社員にはこのフィードバックがとても大事です。
5つのポイントでポジティブフィードバックをしてみてください。