ライトアーム株式会社 妹尾建二 社長(其の2)
先週に引き続き、ライトアーム株式会社 代表取締役 妹尾 建二様にご協力頂きました。
今回は創業から現在にいたるまでのストーリーとターニングポイントをお届けいたします。
金山:先週は創業時のお話しを伺いましたが、その後も右肩上がりで成長を続けてこられたんですね。
会社にとって大きなターニングポイントとなる出来事はあったのでしょうか。
そうですね。
お陰様で2018年に1.8億だった売上は、昨年2020年には5.4億まで成長することができました。
先週お話しさせて頂いた創業期の頃の出来事も私にとっては大きなターニングポイントでしたが、会社にとってのターニングポイントという意味では別ですね。
採用計画、採用基準をすべて見直すことに
私は経営者として会社経営をするのであれば、社員のためにも1000名くらいの規模を目指さなければいけないという固定観念を持っていました。
今まで数千人、数万人規模の会社を渡り歩いていましたし、それが当たり前だと思っていました。
そのための会社づくりを目指していましたし、採用基準もそれ相応に考えていました。
一方で私の中で、自分の社員なのに顔と名前が一致しない人がいるのは嫌だが1000人の社員の名前を覚えるのは現実的に難しいなという悩みもありました。
それが4期目を迎えた時、ある程度会社の体力もついてきてこれからの方針を社員と話した際にその考え方が覆りました。
集まった社員達が声をそろえて「1000人なんて求めてないですよ。こんなに仲の良い関係ができていて、そんな関係を持って働ける仲間が100人いれば十分です」って言ってくれたんです。
これが会社にとって大きなターニングポイントになりましたね。
その日をきっかけに、採用計画や採用基準は全て見直すことにしたんです。
金山:実際に1000人を目指すビジョンを持って採用計画を立ててたんですね。
その後はどのように変化していったんでしょうか。
一番変わったのは採用基準ですね。
今までは、性格の良し悪しよりも、数字を作るうえでの戦力として考えた上で、70点以上であれば合格を出していました。
それが、100名しか採用できないとなれば、繋がりを強く持てる気の合う仲間じゃないと採用しないことにしたんです。
例えば将来オフィスをフリーアドレスにしたときに、朝出社してあそこ席空いてるけど、隣にあいついるのか嫌だなということってありそうじゃないですか。
そういうことが一切起こらない会社にしようと決めたんです。
仲が良くて、かつ能力が高くてリスペクトし合える関係の100人が集まれば何でもできじゃないですか。
だからそこを目指すことにしたんです。
それと、もう一つこれを機に決めたことがあります。それは集まった100人でどこを目指すかということです。
例えば高校野球で言いますと、甲子園優勝目指している人と今までの延長で野球を楽しみたいと思っている人が同じチームにいると、どちらも不幸になると思うんです。
なので、私はビジネスの世界で本気で成功していきたいという人たちだけを集めることにしたんです。
これは、1000人を目指していたころには思いもつかなかったでしょうね。
金山:まだまだ話しを伺いたいのですが、次週は今後の展望と共に会社・組織を発展させる上で大切にしていることについてお話を聞かせてください。
会社情報
会社名:ライトアーム株式会社
本社:東京都千代田区神田東紺屋町28-1 VORT神田Ⅱ 8階
事業内容:・コンサルティング事業 (IT・HR)
・システム開発事業
・販売代理事業
・ブライダル事業
・自社サービス運営