2020/12/20
先週に引き続き、株式会社システムシェアード代表取締役徐日柱様にご協力頂きました。今週は今振り返る会社のターニングポイントをお届けします。
金山:創業から14期目と伺っておりますが、今思う会社のターニングポイントってありますでしょうか?これがきっかけで人が育ったなとか、会社が育ったなと思うことを教えて頂きたいです。
割と初期の頃に、「帰社日」というものを設けて、月に一回会社に戻ってみんなで勉強をする機会を作ってました。当時から利益じゃなく理念を追いかけることを目指していて、もっと意見が言いやすい組織にしたいなと思って始めました。チームビルディングを取り入れたり、色んなことをやっていましたね。
2010年くらいだったかと思います。このまま「帰社日」をやってもうまくいかないなと思ったので、当時30人くらいだったんですけど、なんとなく皆、腹に貯めているものを感じたので、用意したコンテンツはせずに、急遽「本音で語り合う場」を設けました。
役員が3人前に出てきて、みんなが心の中で思っていることがあれば吐き出してくれと言いました。すると、そこから沢山の意見や不平不満が出てきました
「応えられるものがあれば何でも応えるし、応えられないものは後で応える」と役員から伝えて、社員たちと2時間あまり真剣に向き合いました。その場の役員は、まるで記者会見で記者に猛攻責められているような感じでしたね。笑
金山:なるほど。それが今思えば一番のターニングポイントだったんですね。実際にそれがきっかけで業績が伸びていったのでしょうか。
直接的に業績に響いたかどうかは分からないのですが、じわじわとそのことが効いてはいったと思います。
当時は、私自身「経営者はこうあるべき」という思い込みもありましたし、なんとなく肩に力が入っていたんですけど、これがきっかけで気持ちがすっきりしました。
自分自身、社員に対しての見方とか、自分自身が経営者としてどうあるべきだとか、根っこが変わったように感じます。
本音で話し合って「できないものは出来ない」って結局言ったんですけども、メンバーもそこで色々理解をしてくれたと思います。そこから社内の協力者が増えていきました。
評価制度だったり、能力開発の仕組みだとか、福利厚生とかを作ったり、こんな仕事をしたいということを一緒に考えました。それらに取り組むチームを結成し、業後にそれを改善するようなプロジェクトを作り、会社の仕組みをみんなで作り上げていきました。
会社の雰囲気はガラッと変わりましたね。なんとなく一つになれたように感じました。一人ひとりが本音で話してくれるようになり、今も本音で話し合える関係性を大切に思っています。
金山:なるほど。会社が育つための根っこのようなものを、その日をきっかけに作っていったんですね。では実際に会社、組織が飛躍的に伸びた時はどんな時だったか次週伺いたいと思います。
今週はシステムシェアード様のターニングポイントをお届けしました。ターニングポイントだけじゃなく、どのように成長していったかは興味深いですよね。
次週は会社、組織が飛躍的に伸びた時をお届けします。
会社名:株式会社システムシェアード
本社:東京都千代田区外神田1-18-13 ダイビル13F
コーポレートサイト:https://www.3sss.co.jp/
事業内容:システム開発、教育サービス(東京ITスクール)、クラウドサービス