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豊岡 厚惠

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第43回 社員への「接遇」とは

2022/09/14

前回はお客様もスタッフも共に幸せになれる「接遇」についてお話しいたしました。

さて、ちょっとお尋ねしますね^^

最近、社員さんとの間や、その他プライベートでも結構なのですが、

人からされた思いがけないことで、嬉しいと思えたことや、
想定外、予想外なことがあって感動を味わい、そのことで互いが幸せな感情になった。

そのような「感動」や「幸せ感」を感じた、
といったことはありますか?



先日、私が感動と幸せ感を感じたことなのですが

実は
私のクライアントの常務さんから、
まさに、これが「接遇」という感動をいただいたのです。

どんなことかと言いますと、


実は、私が父を亡くして四十九日を迎えようとしていた時のことです。

研修が終わって帰る支度をしている時、

常務が私のもとに来られ

「先生、お父様の四十九日ですね。よろしければこれをお供えくださいますか」

といって
大変豪華なアレンジメントのお花をご用意くださっていたのです。

「えっ!?覚えてくださっていたのですか???」

まさに、常務からの予期せぬ想定外のお心遣いに
涙が出そうになるくらい感動したのでした。

誰が人の親の四十九日まで覚えてくれているでしょうか。
そんな予期せぬ出来事、想定外のことに驚きをかくせませんでした。

この話にはまだ、続きがありまして、

帰宅して父の祭壇にお花をお供えしようとした時、
そこにメッセージカードが添えられていました。


そこにはなんと、私と出会えた感謝を綴った父へのメッセージが添えられていたのです。

これで泣きました。

2度も感動をいただき、

ここまでくると、

「まいりました」

のレベルです。


「接遇」とは
まさに、相手を思う思いやり、心遣い

といった目に見えない優しさ、愛そのものだと確信しています。


これはAIロボットからは得られない、まさに、人からしか得られないものですね。

なにも特別なことをする必要もなく、

相手を思えばこそ、かけられる「言葉」や、「表情」を表現してあげるだけでも
相手の心が穏やかになったり、安心できたり、喜べたりするものです。


例えば、

日頃から頑張っている社員さんに対して、

「いつもありがとう」「ご苦労様」
といった

ねぎらいの言葉をかけるだけでも

そこに「接遇」があるのです。


そして、
この言葉をかけることから、

良きコミュニケーションへと繋がっていきます。



是非、社員さんに

思いやりや心遣いのひと言や、優しい表情、態度などを発信してみてください。

社員をねぎらう言葉で互いに幸せな気持ちになれることを実感していただけたら
嬉しく思います。


そうは言っても

突然、言いにくいなぁあと、おっしゃるあなたに、
次回はその「伝え方」をお届けしたいと思います。


次回もどうぞお楽しみに。

今回もお読みくださりありがとうございました。