HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

塩崎 真士

ホーム > 塩崎 真士 > 記事一覧 > 第60回 多様な才能を輝かせる企業・職場をつくる方法

第60回 多様な才能を輝かせる企業・職場をつくる方法

2024/09/06

前回は、
企業の成長には、女性社員のエンゲージメントを高めることが大事で、
エンゲージメントを高める取り組みを継続的に行うことで
女性社員が働きがいを感じ、会社・職場に貢献できる環境を構築できる
というお話しをしました。

今、社会ではいろいろな人が活躍しています。パリオリンピックもそうでしたね。
それは「多様性」という言葉で表現されます。
「多様性」とは、人々がそれぞれ異なる個性、価値観、背景を持っていることを
意味します。性別、年齢、国籍、考え方も人それぞれです。
そして、そうした多様性を認め合い、受け入れることを「包容性」と言います。
今回は「多様性」と「包容性」についてお話ししていきます。


ところで、なぜ企業では多様性と包容性が大切なのでしょうか?
それには、このような理由があります。

1.イノベーションの促進
多様な視点が集まることで、新たな発想やアイデアが生まれやすくなります。

2.チームワークの強化
相互理解を深め、協力し合うことで、チーム全体の生産性を向上させることが
できます。

3.企業全体の活性化
多様な人材が活躍することで、企業全体の活力が生まれ、よりよい成果に
つながります。

4.企業イメージの向上
多様性を尊重する企業は、社会から高い評価を得やすく、優秀な人材の確保にも
つながります。


では、多様性と包容性のある企業・職場を作るために、どのような取り組みが
必要でしょうか?

1.意識改革
全員が意識的に多様性を尊重し、包容性を育む姿勢を持つ。

2.コミュニケーションの促進
異なる背景を持つ人々が互いに理解を深められるよう、コミュニケーションの
機会を積極的に設ける。

3.公平な評価制度
性別や年齢などに関係なく、個人の能力や貢献度を公平に評価する制度を導入。

4.多様な働き方の支援
ライフスタイルの変化に対応できるよう、フレックスタイム制やリモートワークなど
多様な働き方を支援。

5.ハラスメント防止
誰もが安心して働けるよう、ハラスメント防止に関する教育や相談窓口を設置。


多様性と包容性のある職場では、社員一人一人が自分の能力を最大限に発揮でき、
その結果、企業全体の成長に繋がります。
これらの取り組みを継続的に行い、ぜひいい職場づくりを目指してください。