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星 寿美

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第174回 特殊な経験よりも売れる本を書く人は?

2024/09/02

弊社の事業は2本柱。
『やらされ感0で成果が出る!自走組織コンサルティング』
『ビジネスが飛躍する出版社!出版プロデュース』

おかげさまで、どちらの柱も順調に育っています。
出版の方はプロデュース実績が先月末で63冊。
今日は、そんな出版プロデュースで思うところを書いてみます。
これは、他社の出版プロデューサーに聞いても『あるある』なのではないでしょうか?

『出版したい!』と言ってやってくる方の中で…
「特殊な経験をしたから、それを本にしたい!」と訴えてくる方が一定数いらっしゃいます。
さらに「同じような経験をしている人の勇気になりたい!」と目を輝かせます。

『特殊な経験』というのが曲者

ご本人は、確かに『特殊な経験だ』と感じていらっしゃることは、よく理解できます。

しかし、ほとんどが『よくある話』なんですね。

売れる本を書く人は?

逆に、
『出版したい!』と言ってやってくる方の中で…
すぐに出版が決まって、売れる本にできる方は、自分が関わったことで他人にどんな変化をもたらしたか?の事例がある方です。

様々なビフォーアフターのストーリーをお持ちの方は、本にも深みが出ますし、なんと言っても読者の共感ポイントを多く持っているので売れます。
そして、そういう事例を持っている方が『どうして、この仕事をしているのか?』という、ご自身の体験プロセスを最後の方にチラリと書くから余計に活きる!
ここで読者の気持ちを掴むことができます。
売れるだけではなくファンが増えてビジネスに繋がります。

特殊な経験って例えば?

どちらも一定数いらっしゃる例なのですが、コントラストが面白い。
自分の経験が特殊だと思っている人ほど、そうでもなくて。
自分ではなく人の成功に貢献した人ほど売れる本になる。
考えて見れば至極当たり前の話ではありますが、それでもたまにいらっしゃるのです。

「私の特殊な経験を本にしたいんです!」「同じような人たちの勇気になりたいんです!」という相談にやってくる方が。

例えば、
・ガンを克服した経験
・子どもの不登校の経験
・離婚して慰謝料云々の経験

それらは、書いたとしても「あ〜、そうなんだ」「へー、頑張ったね〜」で終わる話。
有名人ならまだしも、一般の人の、よくある話は特殊でもなんでもなくゴロゴロしています。

でも、本人の意識では『特殊な経験をしているすごい私!』というプライドがあるので、ここを説明するのが難しい。

「同じような経験をしていても、背景や状況などが違うので、全く同じことはできないと思うし、同じことができても万人が同じ結果になるとは思えない。結局は独りよがりな本になってしまうから…。
そんな経験をしたあなたが、具体的な何かをして、他人のビフォーアフターに貢献したストーリーを3つ以上語れるようになったら、ぜひまたご相談くださいね!楽しみにお待ちしています♪」

とお話ししています。

実は特殊な経験もある

『本当の意味で、特殊な経験をしている人』ほど、実は、外には出たがらない場合もあります。

例えば、私の友人は普通のチャリだけで背中にギターを背負い、47都道府県を路上ライブでめぐり達成していたり、11人の子どもを全て家のお風呂で産んだ!という強者もいます。
他にもたくさん!
このくらい飛び抜けていたら、面白い本になるのに、本人たちは発信したがらないんですよねー。
本当に人間って面白い!

ってここまで書いておいて何ですが、もしかしたらその体験、めっちゃ面白いかもしれないので、本にしたいと思うことがある方は気軽にご相談くださいね!

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