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星 寿美

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第173回 「演技」より「本音」で採用成功!

2024/08/26

ある経営者との対話から生まれた定義と実績です。
2業種8店舗の多角経営をされている経営者Aさんとお話ししていた時のこと。
話の流れで、Aさんが、

「採用に莫大な費用がかかる。採用するために、多少の演技をして、いい会社だと思ってもらっている」
と、いうようなお話をされました。

そこで、私は咄嗟に、

「演技も、いい会社と思ってもらうというようなことも、しない方がいい人が集まりますよ!」
と言いました。

「正直に・・・、
今はこういう状態だけれども、〜〜な会社にしたいと取り組んでいます。
まだまだ〜〜だけれど、一緒にそこを目指して、一緒に成長してくれる仲間を募集しています。

と、ありのままの現状と、本音(本当はこうしたい!)を、そのまま伝えた方が、一緒にやっていこう!って共感で集まるいい人材が来ると私は思いますよ!」

と話ました。

するとAさんは
「今の話を聞いて、すごく気が楽になった!そうか、かっこつけなくていいんだ!」

と、言ってくださいました。

私は、この言葉を聞いて、逆にここでお役に立てるのか〜。
みんな気張って頑張ってるんだ!ありのままで共感で集まる、そんなあり方を伝えていくことで、いい循環が起こせるかも!

と感じたのです。
そこで改めて、演技と本音の採用について考えてみました。

「演技」する採用活動のデメリット

いい会社だと演じてしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」「言っていたことと違うのでは?」とミスマッチが起こり、離職率の上昇につながってしまう恐れがあります。

「本音」で語る採用活動のメリット

まだ未熟な会社だということを伝えることはもしかしたら勇気がいるかもしれません。
でも、共感した人材が集まることによるメリットは大きいと私は思います。

まず、最初から「〜〜という会社にしていこう!」という想いを持って入社してくる。
こんなはずじゃなかったと落胆するのではなく、一緒に成長しよう、一緒に創っていこうという自走自立型の人材が集まりやすいです。
結果的に、定着率向上、企業文化の醸成などに繋がります。

「本音」で語るための具体的な方法

・会社のビジョンや価値観を明確にする
・現在の課題や改善点も正直に伝える
・求める人物像を具体的に描く
・社員のインタビューなどを活用する
・社内の雰囲気を伝える(写真や動画など)

「本音」で語る採用活動の成功事例

前述したAさんも、早速「本音」で採用活動を行いました。
そして、いい採用に繋がった以上に効果があったのが、既存社員の変化だと驚いていました。

「本音」で語るために、いろいろなことを明確にする必要がありました。
それが上に書いた「本音」で語るための具体的な方法などです。

これについて、社員たちと対話を深めて明確にしていき、インタビューや写真を集めるというプロセスで社内の雰囲気(文化)がまず激変した、と言います。

そして、現場の人たちが求める人物像を現場の声、ありのままで伝えることができたので、ミスマッチが減ったし、なんと言っても自分達が採用に関わった自負があるので、その後の教育も変わっていきました。

Aさんの「今の話を聞いて、すごく気が楽になった!そうか、かっこつけなくていいんだ!」という言葉から、こんな成果に繋がったことが、私もとっても嬉しい事例でした。 
ありのままで成長し合える、自走する組織を、これからも増やしていきます!

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