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益田 和久

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第177回 トレッキングトレーニング

2024/07/25

先日チームビブレンスで、トレッキングトレーニングを決行しました。
トレッキングトレーニングとというと回りくどい言い方ですが要は「登山」です。
トレーニングと名付けているのは、単に登山をするだけでは勿体ないので、山頂で雄大な景色と新鮮な空気に触れながら新しいアイデアを出し合ったり、登山後に温泉に入りながら今後の戦略について話し合ったりするからです。
何でも仕事に結びつけてしまうワーカーホリックらしい私の発想です。
ただ実際は、山頂にたどり着くまでがかなりハードで、山頂到達してからはしゃべる余裕もないですし、下山してからの入浴はもはや「湯治」。
今後の戦略どころか当日の登山の振り返りに終始していました。梅雨明け初日で気温も高く、コースも想定以上に超ハードで、帰宅してからはグッタリでしたが、かなりのリフレッシュができました。

前置きが長くなりました。
登山しながらもオンラインと向き合っています。
今回全員がスマホに、ジオグラフィカ(Geographica)というアプリをインストールしました。
このアプリは、「キャッシュ型オフラインGPSアプリ」です。
一度表示した地図は自動でアプリ内に保存され、携帯圏外の山奥でも海の真ん中でもスタンドアローン(ネットワークに接続せずそのアプリ単体)で動作します。
GPS機能があると、電波状況がわからない山でも安心です。
普段の生活ではGPS機能を体感することはあまりないですが、今回は携帯圏外の山中に入ってそれを体感することができました。

初めて登る山の場合は特に有効かもしれません。
現在地を確認は勿論のこと、紙の地図やコンパスがなくても、ルートから外れていないかなどをチェックできます。
あとどれくらいで到達できるのかの確認だけでなく、急勾配がどれくらい続くのかもわかるので、ペース配分もしやすくなります。
またみんなで同じアプリで同じルートを設定しているので、はぐれることもまずありません。
これまで何度も登山をしてきましたし、また久しぶりの登山で体力的はすごくしんどかったのですが、今回はアプリに助けられたのは間違いありません。

今回のコースは、久しぶりの私にはしんどかったのですが、一般的には普通のコース。
実際、これよりもしんどいコースは何度も登ったことがあります。
事故や遭難が発生しているようなコースもあります。
今は誰でもスマホを持っている時代なので、登山する場合に今回のようなアプリを活用してる人はたくさんいると思います。
昔、スマホがない時代は紙やコンパスを使っていたんですよね。
あくまで空想でありえない話なのですが、このスマホアプリが存在していたら、回避できていた事故や遭難もあったんだろうなぁとふと思ったりしました。

また今回、新たな気づきとしては電池切れ対策。
GPSで作動するので、機内モードにして通信を切っておけば、電池切れの心配はありません、とはいえ山中は何があるかわからないので、モバイルバッテリー持参は不可欠です。

次回は体力をつけて、アクションカメラを装着して道中の様子を撮影したり、山頂で一句詠んでみたりと、もう少し楽しみのレベルをあげてみたいと思います。
筋肉痛を引きずりながらも、次のトレッキングトレーニングが待ち遠しくなっている今日この頃です。