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塩崎 俊樹

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【第24回講座】飲食店経営者100人以上と対談して①

2021/05/24

経営者次第で会社もお店も今を乗り越える力になる

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言や蔓延防止法の施行が続き、
なかなか先が見えない中、あなたはどんな気持ちで経営していますか?

今回の緊急事態宣言と延長は、飲食業界や関連産業に更なる厳しい状況を生み出しています。
売上がなかなか上がらない状況が続き、経営に対する意欲も下がってきている飲食店経営者も多数います。
そんなコロナの厳しい中で昨年4月から100人以上の飲食店経営者と対談させて頂きました。

対談の中で感じたことは、コロナに対する受け止め方次第で会社が変わることでした。
コロナの中で売上を落として厳しい状態が続いている企業が多い中、売上を逆に伸ばしている飲食店もあります。
新たな事業に挑戦し、新たな売上の領域を作りだし、店舗で落ちた売上をカバーしているお店もあります。
今をチャンスに捉え、採用を強化して、出店を加速している企業もあります。
それらの企業ではスタッフもイキイキ働いており、今のコロナの中でも前向きに働き、共に乗り越えていく為に行動していました。

今を前向きに捉え、頑張っている経営者に共通していることがありました。
その共通点についてお話していきます。

もう一度奮起する

今を前向きに捉え、活動している飲食店経営者に共通している点の第一が、もう一度奮起していることでした。

一度は折れかけたことがあった気持ちも、一緒に働く仲間やお客様のことを想い、今まだできることは何かないか?
そのことを探し、もう一度奮起して新たなチャレンジを行っていました。

そして新たなチャレンジに取り組むことで、成功体験を掴み、新たな可能性を感じ、更に次の一歩を踏み出す!そのプラスのサイクルが生まれていました。

恵方巻が1週間で200本超予約

奈良県香芝市にある飲食店では、コロナの長期化により気持ちが折れそうになっていた中、今できることはないか?このままではいけない!その気持ちから考えた末に、1月後半に恵方巻を売ろう!と決めて、目標数を決め、スタッフにその理由と想いを共有して、恵方巻を売ることを目指して活動していきました。
スタッフを巻き込み、ポスティングやSNSによる発信、常連様への情報提供も含めた活動に取り組んだ結果、1週間で200本以上の予約を獲得し、一つの成功体験を掴みました。

この恵方巻の一つの成功体験によって、今自分達がコロナを生き抜く上で大切なことは何か?を再確認した松村社長は、それ以降もう一度奮起しながら、色々なチャレンジをスタッフを巻き込んで行い、コロナ禍でも生き抜くことができる新たなビジネスの形を作っていました。

もう一度奮起する!コロナが長期化している今だからこそ、この気持ちがとても大切であると様々な経営者の話を聴くことで感じています。

☆今日の質問☆
今だからこそできることはどんなことがありますか?